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俊凌 ※凌くんが病弱設定です (シリアスバージョン)
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──俊、月って、どうやって光ってるか知ってる?
──えー?……………んー………月がそのまま光ってるんじゃないのー?
──違うよ。月はね、太陽がないと光ることが出来ないんだ。月と太陽は、2人でひとつなんだよ。
──へぇ〜そうなんだ!それってなんか、俺たちみたい!
──……………そうだな。俊、お前は俺の太陽だよ。お前がいなきゃ、俺は命を紡ぐこともできない。お前がいてくれるから、俺の命に火が灯っているんだ。
──えへへっ…///そうかなぁ?///……あ!じゃあね、にぃちゃんがずっとずーっと長生きできるように、おまじないしてあげる!
──おまじない?
──そう!お互いの、唇と唇を合わせるんだって!そしたら、2人の命が共有されて、長生きすることができるんだって!
──唇と…………唇?………………っ、バカ!///それってキスだろ!?///
──きす?きすってなぁに?
──〜〜っ///なんでもねぇよ!///
──………にぃちゃん、俺とおまじないするの、嫌………?
──……い、やじゃ、ない…………
──ホント!?良かったぁ!ハイ!じゃあ目、つぶって?
──…………う、ん………
──チュ
──よし!これで、ずっと長生きできるよ!
──…………俊
──ん?なぁに?
──ありがとな
──へへっ!俺、にぃちゃんのこと大好きだからさっ!あったりまえよ!
──……………俺も、俊のこと、大好きだよ。(ボソッ)
──え?なに?聞こえない!
──ばーか。なんでもねーよ
「にぃちゃん、もう…生きられないんだろ?」
あぁ
やっぱりそうか
俊は気づいてた。気づいてたのに
わざと今まで、俺に言わなかった。
俺が必死になって隠してるのを見てきたから。
言えなくなっちゃったんだよな。
ごめんな、俊─────
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