アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
苦界の蓮華13
-
「…」
スタンッ
と、襖が静かにしまって、
布の擦れる音は廊下を歩いていった。
その瞬間、宗純の全身からもストンと力が抜けた。
見世にいた頃は、物珍しさにちょっかいを出して、
話のタネにさえなれば良いと試しに買ってみたが、やはり傾城。
得体の知れない魅力がないと、ここまで話題にはならないかと納得した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 26