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初めて話すこいつは、やっぱり温かい感じがした。
「柏原君、さっき俺のこと見てなかった?」
やっぱバレてた。
「見られるの嫌だったよな、ごめん」
俺みたいな奴に見つめられて不快だっただろう。
申し訳なさでいっぱいになった。
「ああ、違くて。」
鳥沢は焦ったように否定した。
「柏原くん、昨日も今日もずっと外見てたから。目合った時びっくりして。それに、俺の事見てたんだって思ったらなんか嬉しかったんだ。」
そう言って微笑む鳥沢。
「それならよかった。」
休み時間はたったの10分。
1時間目が少し長引いていたこともあり、すぐに次の時間の先生が入ってきたため、鳥沢は「じゃあね」と俺に声をかけて自分の席に戻った。
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