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あの後、兄さんは風紀委員の人に呼び出されてしまいすぐに解散となった。
教室に戻るとみんな俺を見ていたけど、なぜか今日は気にならなかった。
「おかえり!」
部屋に帰ると誰かが居る。それだけで人って幸せを感じれるものなんだな。
「ただいま」
「今日のご飯は、オムライスだ!・・・ってなんで笑ってんの?」
「ん?いや、幸せだなって思って」
「ばっおまっ幸せとかそんな・・・」
陽の顔がボンって音がなりそうなぐらい真っ赤になって口をパクパクさせた。
「陽?やっぱ風邪じゃない?この前も赤かったもん。」
「へ?!あ、いや違う!大丈夫だ!」
病人の大丈夫ほど信じられないものは無い。
しばらく様子見てた方が良さそうだ。
ご飯を食べ終え、お風呂も入って今は2人でリビングでまったりタイムだ。
「ねえ春?」
「なに?」
「あのさ、この肩にある頭はいったい・・・」
なんだか今日は甘えたくなってしまい、ついつい陽の肩に頭を乗せてしまっていた。
やっぱり重かったかな
「ごめん、重かった?」
「え?あ、いやそういう事じゃなくて・・・
まあいいや!うん、このままでいいよ。」
このままでいいと言われ、嬉しくなって少しにやけてしまった。
陽の方を見ると、また顔が赤くなっていた。
「陽!やっぱり熱あるんじゃない?顔赤いよ。」
「へ?!だから大丈夫だって。」
全然大丈夫じゃない。
もういい。強制的に寝かせよう。
そう思い、陽を抱きかかえてベットまで連れて行った。
「春ってさ、身長のわりに力あるんだね」
「まあ俺も男ってことだよ」
「なにそれかっこいい」
ちょっときつかったっていうのは黙っておこう
「じゃあしっかり休みなよ、おやすみ」
「おやすみ」
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