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Let bygones be bygones. 〜過去は過去〜
8 後日談。
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・・・全く、アイツらは。
高校からの俺の友人である谷添は、恋人から全国誌でシッペ返しをくらった。
「ふふ、このふたり、面白いね。」
「だな。」
舞澤とふたりでクスクス笑った。
牧田は、改めて週刊誌を読みかえした。
紹介した記者に確認したところ、謝礼の代わりに目立つように谷添の写真に鼻毛を追加して欲しいとワタルから依頼されたそうだ。
面白いから、谷添には教えてやらない。
「なんかネタになりそうなふたりだなぁ。」
「ブフッ、恋愛小説もの?」
首を振った。
「まさか。コメディだろ?」
今回のことで分かったことは、結構ワタルは腹黒いという事だ。
そして、谷添を上手に転がしている。
「ワタルが継いだら、更に会社は大きくなるんじゃない?」
「間違いないね。」
経営者としての才能がありそうだ。
ま、いずれにしても。
「みんなが幸せなのは、良いことだ。」
牧田は幸せな気持ちで、ニヤニヤ笑いながら週刊誌を捲る舞澤をギュッと抱きしめたのだった。
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