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身体検査
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「ちょ、ちょっと拓也くん何すんのっ」
「充電。」
「だからって俺がソファまで歩くからっ。」
「もう遅い。捕獲。」
洗い物が終わって手を拭き終わった瞬間に脇に手が滑りこんでくるとそのまま引きずられるようにソファまで運ばれた。確かに捕獲って言葉が合ってる。
「もうっ……待てないの?」
「無理。充電切れそうだったもん。」
「…………ご飯食べたのに。」
「ご飯はご飯。涼は涼。」
「なにそれ。子供みたいなこと言わないでよ。」
なんとか手を伸ばしお茶を飲んだ。もしかしてこの状態夕方まで続くのだろうか。着替えたいけど動けない。まぁ後でいいか。
「やっぱ細いなー……?」
「んなぁぁあ!?ななな何してんの!?」
「えー?いいじゃん。あ、やっぱパンツちょっと大きかった?」
ペランと上着を捲られるとへなちょこな体を見られてしまった。問答無用でペタペタ触られぎゃあぎゃあと変な叫び声を上げた。ズボンを引っ張られて緩めのパンツに指を入れられくすぐったさで身を捩った。
「セクハラ!エッチ!拓也くんの変態!」
「こんなの普通だよ?バスケ部のみんなで良くやってるし。パンツのデザイン見たりするし。」
「え?そうなの?」
これは本当らしい。バスケ部だけでなく他の部でも普通にやることだと聞いて驚いた。確かに体育の授業で体操服に着替える時男子達がやっていた気がする。変態とか言っちゃって悪いこと言っちゃったな。でもやっぱり慣れない俺にとっては恥ずかしいのだ。筋肉ないからあまり見ないでほしい。
「ねぇ…………もう……っ…………許して……っ……」
「…っ………………だめ……」
どうやら逆効果だったらしくて全然やめてくれなかった。拓也くん俺で遊ばないでよっ。もしかしてSなの?
「た、拓也くんっ脱がすのも部員のみんなとやってるの?」
「ん……ん?え、いや全然。」
「じゃあこれはなに?」
気づいたらズボンをスルスルと太腿まで脱がされていた。無意識でやっていたのか拓也くん自身が驚いていた。俺はいいけど女の子だったら怒られちゃうよっ。
「んー、身体検査?」
「なにそれ意味分かんないっやだやだっ。」
パンツまで脱がそうとされて流石にこれ以上はとジタバタ暴れたらやっとやめてくれた。離れると慌ててズボンをあげてそれすらもじっと見られて顔が赤くなる。
「もう帰るっ拓也くんのバカっ。」
「ごめんごめん。あ、チョコ買ってあげるからっ。」
「…………チョコ…………………本当?」
「うん、本当。」
チョコで心が揺らぐ俺も子供だけど大好きなチョコは食べたい。許しちゃう。
「じゃあ………ここにいる…。」
「ありがとう。」
ぷぅ、と頬をふくらませてソファの端っこに座って拓也くんの顔を見れなくて下の方を見ていた。何か見れない。ドキドキする。
「ねぇ拓也くん…」
「ん?」
「拓也くんって彼女いるの?それか好きな人。」
「んんんんん?」
不思議な反応をする拓也くんに首をかしげた。チラッとだけ見ると何だか複雑な顔をしていた。変なこと聞いちゃったかな。
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