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キス
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あれから密着するようにベッドに入った。二人では狭いが涼が小さいから多少は余裕がある。
「なぁ涼。キスしたい。」
「っ…………眠いからだめ。」
「もう寝んの?まだイチャイチャして話そうよー。」
「やだ。」
恥ずかしいのか胸元に顔を埋めたまま目を合わせようとしなかった。こんなに密着してるし涼がドキドキしてるの伝わって意識してくれてて嬉しいな。
「じゃあ他の女の子とか男とかにちゅーしようかなー。」
「…………それはやだ。」
「あーぁ。涼とイチャイチャしてキスしたかったなー。」
「拓也くんの意地悪。」
そうだよ。意地悪してる。冗談混じりに言ってるけど涼は本気にしてるし嫌だって言ってくれたことに嬉しく思った。キス以上はしないからさせてよ。顔が見たい。
「キスしたことないもん。やり方知らないもん。」
なるほど。恥ずかしかったのか。可愛いやつ。顔をゆっくり上げて不安そうに見つめてくる。優しく頬を撫でればピクリと反応した。
「涼だけ。キスしたい。」
「……………………ん…」
目をきょろきょろさせコクンと小さく頷いた。体を軽く起こすと涼を下に見つめ覚悟をしたのか震えながらも目が閉じる涼の額に口づけたり頬に口づけたり緊張をほぐした。
「本当にいいの?」
「…………うん。拓也くんにならいいよ。」
「ありがとう。大好きだよ。」
ゆっくり顔を近づけチュッと軽く口づけた。柔らかくて甘くて気持ち良かった。一回じゃ物足りずもう一度口づけだんだん深くし小さな唇を開くように舌を入れ中を堪能した。
「ん、ぅっ……んんっ、た、くやくんんんっ……くるしっゃ、んっ」
「ん……鼻で息をするんだよ。」
「んんっふぁ、んっ……も、ん……はっんっ」
「はぁ…………涼大丈夫?」
ゆっくり唇を離せば透明な糸がプツリと切れる。口端に流れる唾液を指で拭いながら涼を欲情した目で見つめていた。はぁはぁ、と荒く息をし目を潤ませ色っぽいその姿にズクンと下半身が反応する。
「ぁ…………なんか当たって……」
「涼が可愛いから、さ。でもこれ以上何もしないからそんな顔すんなよ。」
下腹部に感じる違和感がバレてしまうが真っ赤な顔になりそれと同時に怖くなっていると分かるとポンポンと頭を撫でて抱きしめると安心させるように言った。
「もう寝よっか。な?おやすみ涼。」
「お、おや……おやすみなさっい。」
額にチュッと軽く口づけると恥ずかしそうに笑いまた隠すように胸元に顔を埋めてきた。苦しくないのかと心配したがどうやらこれが落ち着くらしい。
キス…………またしたいな。
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