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秘密の買い物
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もうすぐクリスマスだ。テレビで子供達にインタビューしたりしてる。いいなー、サンタさん。でも今年は拓也くんと過ごせるし嬉しい。
「なーにそんなに真剣にテレビ見てんの?」
「もうすぐクリスマスだなーって。あ、ケーキ何がいいかな。」
生クリームプレイ。最初にそれが思い浮かんだ俺って…………。無難にショートケーキかな。兄貴に確認しねぇといけないんだった。
「ちょっとその前に兄貴にメールしとくわ。夜勤明けだから寝てるかも。」
「んー。来れるならたくさん料理作らないとねっ。」
兄貴だったら。あの兄貴だったら来るだろうな。俺で遊ぶんだよ。仕事のストレスぶつけてくるし。涼に近づくし。意地悪兄貴だ。
「うわ、直ぐに返事来た。夕方からなら行けるってさ。」
「本当?じゃあケーキ二種類作ろうかな。チョコとショート。」
どうやら兄貴がチョコアイスを食べてたのを覚えていたらしくチョコケーキに決めたらしい。俺だってチョコ好きだし。兄貴になつくなよな。
「拓也くん。クリスマスの前に買い物行ってもいい?一緒に来てほしいなっ。」
あの時のことがトラウマなのか一人で買い物に行くのが怖いらしい。思い出すだけでブルッと震えていたので優しく抱きしめた。
「もちろん。一緒に行くから大丈夫。俺がいるから安心しろよ。」
怖いんだな涼。震えてる。
やっと怪我も治ったし傷痕も残らなくて良かった。
ーーーーーピンポーン
「お、荷物かな。はーい。あ、どうぞ今開けますね。涼ちょっと荷物取って来るからここで待ってて。」
「?……うん。」
荷物ってなんだろ。タイミングがタイミングでびっくりした。あの人達が拓也くんの家を知ってるわけないのに。モニターを見たら宅配の人だったので安心した。
「よいしょ、と。結構大きいな。」
「うわ、凄いね。何頼んだの?家具?」
「んーーーー。仕事に使いたいやつ。ちょっと運んでくるわ。」
この荷物が良からぬものだと言えない。コスプレ衣装、猫耳、玩具とか色々。涼に似合うものばかりでついたくさん……楽しみだ。兄貴には見せねぇけどな。
よし、ここで大丈夫。鍵したから涼にはバレない。
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