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クリスマス
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前日に大量に買い込んで涼はなんだか張り切っている。料理が好きだって言ってたから作る前から楽しそうにしている。俺は混ぜることと盛り付けくらいしかできないからカウンターのとこで見守ることにした。
「ケーキ先に作っちゃうね。スポンジ作りたかったけど出来上がったやつの方が安かったから大丈夫かな……。」
「はいはいっ俺イチゴ乗せたいっ。」
「子供だね拓也くん。いいよ。」
うふふ、とこんなに笑ってる涼は新鮮でいい。クラスのみんなは知らないだろう。めちゃくちゃ可愛いんだぞ。あ、一部の男子には可愛いって気づかれたんだっけ。気をつけねぇと。
「はい。拓也くんイチゴさん乗せてね。あ、数は決まってるから気をつけてね?」
イチゴを乗せるだけなのにめちゃくちゃ緊張する。そして時間がかかった。結構重要じゃね?イチゴって。俺頑張った。
「ふふ、お疲れ様。冷蔵庫に入れておいてねっ」
なんか新婚夫婦みたいで顔がにやけてしまう。料理する前提でエプロンを持ってきてたらしい涼だけどそのエプロンなに。チェック柄。無難だけど可愛い。
「これどうかな?味見してみて?」
「ん?あーん。」
「もう仕方ないな~。はい、どうかな?」
「んぐ、うまひ……。」
これから兄貴来るとかマジあいつ空気読めよ。て思うけどわざとだよな。でも涼楽しみにしてるし何も言えない。
生クリームプレイ…………
今日のメインです。
「これでよし!お兄さん早く来ないかな~っ。」
「うわ、すげー豪華だな。兄貴もうすぐ着くって連絡来てたよ。」
「本当?外雪降ってるから大丈夫かな?」
「ホワイトクリスマスってやつだな。」
ホワイトクリスマス…………変なことを想像したのは俺だけじゃないはず。旅行まで待てなさそう。ヤりたい……太ももの痕はまだうっすら残ってるし。涼にお願いしたらOKしてくれるかな。
「あ、涼ズボン履いてっ。そのままはだめっ。」
「え?あ………慣れって怖いね……。」
「兄貴にはその姿見せられないからな…」
「た、確かに…………。」
兄貴があんなことするから涼がこんな目に合ったのだと俺は嬉しいけどな。めちゃくちゃ可愛かったし撮影すれば良かった。
「あ、お兄さんかな?来たみたいだよっ」
「チッ……マジ兄貴のやつ…………」
玄関に走って向かう涼を追えば俺もついて行った。鍵を開けて中に入れると大きな荷物?プレゼントらしきものと発泡スチロールの箱を持って来た。
「お兄さんいらっしゃい!お仕事お疲れ様です!」
「どうも。誘ってくれてありがとう。まるで夫を迎えに来てくれたセリフだね。」
「あーにーきーっ。」
「はいはい。これプレゼントとアイスケーキ。」
「プレゼントまでありがとうございます!どうしよう……お兄さんのプレゼント用意してない…………。」
「いいよいいよ。気にしないで。こっちのピンクの袋が桐野くんのだよ。この中に服が入ってるから着てほしーなー。」
「分かりました!着てきますねっ。」
プレゼントを受け取りアイスケーキを冷凍庫に入れ中に迎え入れた。プレゼントってなんだ……良からぬものしか想像できねぇんだけど。
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