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今日もしたい
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「体つらそうだな……横になったら?」
洗い物を済ませて心配そうに声をかけてきた。当然のように隣に座ると膝枕をした。相変わらず彼シャツ的な姿でとても魅力的だが今は涼が心配だ。
「初めてだったのに…………拓也くん二回も……うぅ……。」
「ご、ごめん。めちゃくちゃ気持ち良くて止まらなかったんだよ。二回で終わったの奇跡に近いよ……。」
「え……あんなに激しかったのに満足しなかったの?」
激しかったの部分は恥ずかしくて小声になりあれほどのことをして奇跡だなんて信じられない。ていうか二回目ゴムしてなかってよね……?
「何か昨日の拓也くん野獣だった。首噛むしっ。」
「ごめん~。」
「中に出したの分かってるからねっ。」
「あは。種付けしたくてつい……。」
「でも…………」
「でも?」
「………………気持ち良かったです。」
近くのクッションを手に取り顔を隠しながらかなりの小さな声で伝えた。
めちゃくちゃ痛いって訳じゃなかったし不安だったけど拓也くんも気持ち良かったっぽいし。
「聞こえなかったんだけど?もう一回言って?」
「やだ。もう何言ったか忘れたっ。」
「気持ち良かったです……だっけ?」
「!?き、聞こえてるじゃんっ。」
クッションで隠す手に口付けられ力が抜けるとクッションを取られた。優しく見つめてきて頭を撫でられた。拓也くん意地悪だ。
「今日もしたい。優しくするからさ。」
「だ、だめっ。絶対激しくなるじゃんっ。」
「でも気持ち良かったんだろ?」
「うぅ………………」
お願い、と切なそうな目で言われると負けてしまうというか負けてしまってコクン、と頷いてしまった。
「涼ありがとう。いっぱい気持ち良くなろうな?」
「っ…………この話はもうやめようよっ。」
「はいはい。」
恥ずかしくて耐えられないと拓也くんのお腹に顔を埋めた。
あ、そういえば拓也くん何のプレゼント貰ったんだろう。気になる。
あとお兄さんにお返し考えなきゃ。
「拓也くん。お兄さんからのプレゼント見た?何だったの?」
「……………………玩具…だったよ。」
「玩具?ゲームみたいな?」
「そんな感じ。」
言えない。ゲームじゃないけど。玩具と言っても大人の玩具。兄貴どこで買ったんだよあれ。
あと媚薬も入ってた。あれって本当に効くのか?っていう俺も玩具通販で買ったけど。
「あ、あのね。お兄さんのお返し考えたいんだけど何がいいかな?」
「なんで?」
「ぅ…………拓也くん怖い。」
兄貴になんのお返しが必要なのだとムッとなった。だいたい涼は兄貴になつきすぎなのだ。
「プレゼントのお返しがしたいんだけど……。」
「必要ない。」
「拓也くんのプレゼントも買えてないし……。」
「………………分かった。」
そういうことなら仕方ないと許すことにした。兄貴も感謝してほしい。プレゼントとかいらねぇし涼がプレゼントならいいのに。
「ネットで買うか?今から買い物行ってもいいけどめちゃくちゃ人多いぞ。」
「あ、ネットで買うっていうのも出来るんだった。携帯で探してもいい?」
「ん、いいよ。決まったら教えて?」
「うーん、どれにしようかなーっ。」
よいしょ、と起き上がり大分体も楽になり携帯からとあるサイトに繋いで探し始めた。
お兄さん何がいいかなー。ネクタイとネクタイピンのセットとかどうかな。
拓也くんは何だろう……食べ物は俺が作るしあまり高いの買えないな。サンタのコスプレ喜んでくれたからコスプレ衣装とか?それってプレゼントになるのかな……。あ、財布とかいいかも。
涼のプレゼント何にしようかな。兄貴はコスプレ衣装と何かお菓子に使えるやつだったし。
コスプレじゃなくて普通の服、時計、やっぱお菓子作るやつアクセサリーとか付けてるの見たことねぇし……迷う。
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