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計画
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「決まった?何にしたの?」
「それは秘密!見ちゃだめっ。」
「分かったよ。とりあえず購入ページまで進めてくれる?住所記入のとこで俺に携帯ちょーだい。」
滅多にネットで買い物をしないのでなんとか住所記入のとこまで行くと購入したものを見られないかそわそわした。コスプレ衣装を買ってしまったのだ。
「はい、これでいい?カードで払うことになるからお金は後でいいよ。」
「あ、今払えるよ。えっとえっと……はいこれ。お釣りはいらないです!」
「はぁ、またそんなこと言って……。」
「だって細かいから面倒だし。受け取って下さいっ。」
無理矢理押し付けると財布に直したのを確認し満足した。拓也くんは俺に払わせてくれないから困っちゃう。
「明後日には届くからな。」
「ん、分かった。それまでここにいるね。」
「ずっといていいんだぞ?帰る予定あるならついていくけど。」
「うーん。引っ越しの荷物まとめないといけないから……かといってほとんど何もないから直ぐに終わるけど。大家さんに連絡しておかないといけないから。」
「あーそれはちゃんと言っておかないとな。」
明後日に荷物が届くならその次の日かな。拓也くんに確認するとOKも出たし決まりだっ。
泊まるのかな。俺の家壁薄いからエッチ禁止にしないと。
「んー。もう昼だし昨日の残り温めよっか。」
「あ、俺アレンジするよ?もう腰も大丈夫だし作るよっ。」
「マジ助かる~っ。」
アレンジしなくても十分美味しいのにと聞こえたのが嬉しいけど料理は好きだからやらせてほしい。拓也くんには盛り付けと運ぶの手伝ってもらおうかな。
「これ運んでくれるかな。熱いから気を付けてね?」
「んーうまそう。」
唐揚げを卵スープに入れるって大胆なことしたけどこれ結構美味しいんだよね。良くないって怒られそうだけど拓也くんは気にせず食べてくれてる。我ながら上手くアレンジ出来た。
「ねぇ拓也くん。今更なんだけどお父さんとお母さんと後お姉さんだっけ。一緒に住むこと許してくれるのかな。」
「それは大丈夫。もう確認済み。ちゃんと理解してくれてるよ。」
「拓也くんの家族って凄く優しいよね。ご両親とお姉さんには会ったことないけど優しいってことが分かる。」
「そうか?まぁ……感謝してるよ。あ、新年の挨拶に連れてくってメールしたらOK貰ったよ。友達ってことにしてるけど大丈夫?」
「そっか良かった!それは大丈夫だけどいつかは話さないといけないよね……?」
お兄さんは認めてくれてるけど……。
俺はお金持ちでもないし親もいないし不安しかない。
「大丈夫。その時はちゃんと認めてもらえるように説得する。」
「…………ありがとう。」
不安な気持ちが顔に出ていたのか拓也くんは安心させるように声をかけてくれた。ずっと一緒にいたいな。
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