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正しい恋愛ってなに?
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「上手く出来るかな。」
ゴシゴシと体を洗いながら拓也くんを待った。初めて体を重ねてから色々進むのが早い気がするけどこれが普通なのかな。
「おまたせ。涼?どうした?」
「ん?ちょっと考え事してた。」
「考え事?まーた何か悩んでんのか?」
悩みというかこれって何て言うんだろう。シャワーを優しくかけられ泡を流してくれた。先に湯船に入ってようかな。
「何考えてたの?」
「…………分かんない、恋人同士でやることってエッチだけじゃないでしょ?俺は初めてだからこういうのってゆっくり進んで行くものだと思って…」
「不安になってんのか。つうか俺が我慢出来ずに色々やっちゃって涼に負担かけてるんだろ。」
「恥ずかしいけど俺は嫌じゃないよ?初めてのことばかりで戸惑ってるだけ。」
体と髪を洗い終わった拓也くんは湯船に入ってきて俺を抱きしめるように座った。
拓也くんは俺と付き合う前は?エッチもキスも上手いし。
「今日は風呂出たらもう寝よう。な?」
「なんで?しないの?さっきの……」
「そりゃしてほしいけど今日はなし。また教えてやるから。そうやってなんでもかんでも急がなくていいんだよ。」
涼はもしかして焦ってるのかと思い安心させるように頭を撫でた。付き合うことが初めてで色々不安なんだろう。その初めてが男だし普通とは違うから俺のためにあれもこれもしようと頑張ってくれてたんだな。
「拓也くんは俺とのエッチ気持ちいい?」
「めちゃくちゃ気持ちいいよ。キスもただ抱きしめてるだけでも。」
「幸せ?」
「もちろん。涼のそばにいられるだけで幸せ。こうやって一緒に風呂に入ったりご飯食べたり寝たり。すげー幸せ。」
「俺と」
「涼、ストップ。」
質問攻めはいいが自分を追い込むことはやめてほしい。
「俺の過去は語るほどマジで良くねぇことばかりだから。それで何か不安になってんのなら話すよ。」
「………………」
「そろそろ出よっか。逆上せると悪いし。」
「…………ごめんね。」
「何で謝んの?涼の為ならなんだってしたい。その不安も消してやりたい。」
風呂から出ると今日は涼が持ってきていたもこもこの服を着せてあげた。手を優しく引いてソファに座らせ飲み物を渡し落ち着かせた。
ちゃんと話さないとな。
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