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酔っぱらい
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じっと出来ずゆらゆらと揺れていて拓也くんが保冷剤を持ってくるとピタリと頬に当ててきて驚きお兄さんに隠れた。
「やだー。拓也くん何すんのー。」
「桐野くん顔真っ赤だし熱いよ?」
「隠れてないで出てこい。」
「やだ。意地悪するもん。」
「桐野くんのこと心配してるんだよ?」
「…………心配?」
心配してるのかと隠れてる背中から出てくるとじーっと見つめこちらに来るように手招きするのでぎゅっと抱きついた。
「拓也くんしゅきー。」
「…………やっぱ酔ってるな。」
「らいじょーぶ!」
「桐野くん水飲んで。」
「んー……飲めない…………飲ませて?」
水の入ったグラスを目の前に差し出されてやだやだと我が儘を言うとお兄さんは困ったように笑い拓也くんは保冷剤を額に当ててきた。
「冷たいやだー。」
「涼……我が儘言ってるとお尻叩くぞ。」
「桐野くん俺も叩いちゃうよ?」
「…………自分で飲む。」
叩かれたくないとグラスを手に取ると手が滑りバシャリと胸元から足までかかりボーッとしていた。
「あーぁ、やると思ったよ……」
「涼着替えるぞっ。」
「やーだ。拓也くんのエッチ。」
「…………風邪引くから来い。」
シャツのボタンを外し脱がそうとするとエッチなことするんだとヘラヘラしていた。抱き抱えられ浴室に向かうとタオルの上に座り服を脱がされた。
「エッチするのー?お兄さんいるのに。」
「ばーか。しねぇよ。」
「ちゅーしよ?」
「ちゃんと着替えたらしてやるよ。」
わーい、と嬉しそうにしながらもこもこの服を着ると目を閉じて「ん、」とキス待ちをしチュッとキスをしてもらうと手を広げて抱っこアピールした。
「だいしゅき。」
「俺も好きだよ。戻ろうな?」
小さく頷くとリビングに戻りお兄さんが新しく用意したのかお水の入ったグラスを落とさないように両手で包み込むように持つと少しずつ飲んだ。
「ちょっとは落ち着いたかな?」
「あー………んー…何だかすみません……。」
保冷剤をタオルに包んで頬に当てられながらお水のおかげもあり酔いがさめてきた。またやらかしてしまったと申し訳なく思いシュンと落ち込んだ。
「そんな落ち込まないの。」
「何も悪くねぇんだから。」
「お酒に気をつける。迷惑かけたくない。」
「別に迷惑じゃないけどね。可愛いし。」
見知らぬ食べ物には気をつけなければと思いそろそろ今年も終わるためお蕎麦の準備に取りかかかった。ちょっとフラフラするけど大丈夫だと思う。
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