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お返し
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二葉兄ちゃんはさっきまでぼくの口を塞いでいた手で、器用に寝間着のボタンを外し始めた。
寝ぼけてぼんやりした頭じゃ、うまく抗えなくてされるがままになってしまう。
「やぅっ…や、んぅっ…」
前の空いた寝間着の中に二葉兄ちゃんが顔を近づけて、おなかのラインを舌でなぞる。
「ひぁ…!にぃ、ちゃん……まっ、ぁ…」
「しぃ……大きな声を出すと聞こえるよ」
そう言いつつ、二葉兄ちゃんはぼくに声を抑えさせようとはしない。
ねぇ、ぼくがやったのキスだけだよね?これは…やりすぎじゃない!?
「ま、待って、待って……」
「なんで?今の歩、すっごい可愛いのに」
ちゅっ、と口付けてる間に、兄ちゃんの手がだんだんぼくのズボンをずらしてくる。
ちょっと待ってよ!?こ、ここ実家だよ!?
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