アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ドアの中
-
◇ ◆ ◇
「………」
二葉兄ちゃんはもう一度僕の口を塞いでじっと息をひそめる。
息…苦しい。さっきまでの余韻が残って、ふぅふぅとゆっくり呼吸をしないとつらい。
ていうか、兄ちゃんの体がぴったりくっついてくるんですけど。
それだけならいいんだけど……あの…当たってます。大きくなっちゃったのが。
「んん……ぅ」
兄ちゃん、当たってるってば!気付いてないの!?
やめてそんなに近付かないで……ぐりぐりされてるからっ…!
ぼく…ずり下ろされてるんですが。兄ちゃんがズボン履いてなかったら…ねぇ。
二葉兄ちゃんを上目遣い(じゃないと見れない)で見上げると、ドアを見てた二葉兄ちゃんが振り返って、何かを企んでる時の意地悪な笑い方で、顔を近づけてきた。
「歩……ドアの外の誰かに、聞かれたくない?それとも聞かれたい?」
口は依然塞がれてるので、小さく首を横に振る。
聞かれたいとかドMじゃん…ぼくそこまで堕ちてない…。
「じゃあ、歩が頑張らないとね」
へ……?と驚くくらい間抜けな声が、口からこぼれ出た。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 105