アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
胸の内は
-
◇ ◆ ◇
「ぃっ……!やあ…そこ、だめぇ…っ…ぃっちゃ…ぁうぅ!」
「頑張らないとって言ったのに…はしたない子だね、歩は」
耳たぶにやわく噛みつきながら囁くと、びくんと体を反らせてよがってくれる。
一番いいところをわざと避けて、歩がもどかしさに苛まれるようにする。
こんなに可愛くて、乱れた歩の姿を、自分ひとりだけの愉しみにしていたい。
自分なしじゃ生きていけなくなるようにしてやりたいと、歩はきっと気付いてない。
「歩…」
とろんと上気した瞳で自分を見つめる歩の頭を、優しく撫でる。
「ぅえっ、ぇぐ、ひっ…やだぁ……いや、だよぉ……」
もう許して、と言わんばかりに泣きじゃくる歩を見て、心の底からぞくぞくした。
あぁ、もっと泣かせたい。夢中にさせたい。誰にも渡さない。
でも、今日は許してあげようか。
流石に、なけなしの良心が痛むからね。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
29 / 105