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告白
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幸side
あれから半年…。凱里には恋人が出来た。僕も日和は、"まだ" 友達だ。進展が無かった訳じゃないが、ゆっくり進んでいくことにした。これは二人で話した結果だ。
凱里はそんな僕たちを少し焦ったそうに見てるけど、特に否定をする訳でもなく見守ってくれている。
「日和、帰ろう」
「嗚呼…」
「………あの、さ…。恋人って何するの…?」
「…今までとそんなに変わらないと思うけど?俺、幸のこと恋人だと思って接してるから…。変わるとしたら、今まで感じてた嫉妬を少し見せていくかな…」
「………嫉妬してたの…? 気づかなくてごめんなさい」
触れる手から伝わる熱にドキドキする…。そっと顔の横に手が添えられたかと思うと一瞬のうちに唇を奪われた…。僕のファーストキス……
「俺の恋人になってくれるの?」
「……………うん……ぼくで、いいの?」
「幸がいい。……幸じゃなきゃ嫌だ」
「……僕も、…日和のこと、好き」
初めて口に出した『好き』の二文字…。恥ずかしくて目眩がしそう…。ドキドキし過ぎて心臓が痛かった………
「愛してるよ、幸……」
でも、耳元で囁かれた愛してるの方がもっと、ドキドキで、心臓が痛かった……。彼なら僕の過去を知っても受け入れてくれる気がする…。話す勇気はまだ持てないけど、いつか話さなきゃ……
fin
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