アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
バイブプレイ3
-
真琴は西園寺の髪の毛に整った鼻を擦り付ける。嗅いだことのない香水の香りが鼻を掠めるが、奥に残るアールグレイの香りが真琴を酷く安心させた。
『安心』という感情はいつぶりかと思える程懐かしい。
その懐かしさを感じるほど真琴は瞳を濡らす。
「西園寺さん…も、お願い…しますっ…もうそこッ…いじめないで…」
真琴は蚊の鳴くような声で懇願し、荒い呼吸を鎮めようと息を止めたり激しく酸素を吸ったりを繰り返す。会議室に響く自分の声に気づき、抑えようとしたのだ。
「ぅ…ふっぅ……も、乳首…いたいからぁッ…」
しかし上手くできずにしゃくり泣く様に声を漏らし続ける。
「じゃあ言え…周りなんか気にしなくていい…お前の声で…本心で…言いなさい。」
西園寺は真琴の乳首を甘噛みする。真琴は吐息を天井に吐き出し、西園寺を抱きしめる。
「アッ…俺…のナカに…入れて…西園寺さんの…アあああ…」
美琴のバイブの振動が再び始まると、真琴は無理矢理身体を痙攣させられ、ビクンと跳ねる。
「妃…どうしたんだ。…俺の何を入れて欲しいんだ?」
西園寺は、真琴に激しい快楽を与え続ける存在に気づいているが、何もしない。
ただ自分の目の前でよがり続ける想い人に見惚れている。
「西園寺さ…ん、っの…アッああ…だめ…言えっ、ませ…」
西園寺は真琴をテーブルに押し倒し、中途半端にはだけたワイシャツを広げて、勢いよく乳首に噛みつく。
「ア゛ぅ…はぁ…ああ゛ぅ…痛い…いたいぃ…っ…」
「随分と甘やかされたんだな…妃。俺を見ろ。今お前を抱いてるのは俺だ。思い出せ。」
力強い視線が降り注ぐ中、真琴の身体は美琴の攻め具により、ビクビクと痙攣を続ける。真琴の目は虚で熱を持ち、ポロポロと涙が溢れる。
「…我儘は許さない。でもその代わり……俺の言う通りにすれば…満たしてやる…愛してやる…。」
貴方は酷い…『愛してやる』って…うわべだけの癖に…
真琴は靴が脱げてしまった右脚をゆっくりと上げる。そして熱い吐息を声にして天井に放つ。
「欲しいっ…」
上げた脚の膝が、西園寺の硬くなった凶器を擦る。触るだけでは飽き足らず、数回ねだる様に…甘える様に擦り付ける。
「貴方の…ココ…」
真琴は我慢できずに西園寺の首の後ろに絡めた腕に力を込め、唇にかぶりつく。そして唇を離し、2人を繋ぐ銀色の糸を指でプツンと切る。
糸が切れた時には、真琴のベルトが西園寺によって外され、下半身が露わとなっていた。
「…頂戴…俺のキュウキュウいってる所に…入れて…こすって…射精してもいいから…っ…」
「妃っ…お前は本当に可愛いよ…ご褒美だ…」
西園寺は真琴のズボンを腰からずり下げると、真琴の蜜がダラダラと溢れる先端に指を這わせて、抉る。
「アッ…でる…っでちゃうぅ…っ、アッあああ…」
真琴が射精すると、バイブの振動は停止する。西園寺の手にベットリと真琴の欲望が粘つく。それを西園寺は愛しそうに舌で舐めとると、真琴に微笑む。
「入れてあげたいけど…先約がいるみたいだな。な、妃。…お前のお尻には何が入ってるのかな?」
「そ、それは…アッ、あああ…」
バイブが再び振動を開始する。
「そんなに眉毛を下げて…涎をはしたなく垂らして…俺とシている間…他の奴にも気持ちよくさせられて…いいご身分だな。」
身体を大きく震わせて痙攣を繰り返す真琴のアナルに、西園寺は指を入れ込む。
「アッ…だ、だめっ…だめぇ…」
西園寺の指は中でブルブルと機械的に振動する装置に触れると、それをワザと前立腺に擦り付ける。
「アッ゛あ…ああああ…やっ、あああ…」
真琴の欲望がピュッピュッと飛び出る。真琴は無理矢理絶頂を何度も迎えさせられたせいでグッタリと机に身体を預ける。
「…自分で抜け。入れるのはそれからだ。一回イかせてやっただけありがたいと思え。」
何度も鳴かせられ、泣かせられた目からはもう出ないと思った涙が少しだけ伝う。顔は涙や鼻水、唾液でぐちゃぐちゃになっている。
それを恥じらって隠す様に顔を手で覆い、震える唇から鼻にかかった声を漏らす。
「グスッ……っうして…ぅ…このままでいいです…入れて下さい…」
西園寺の心臓がドクンと高鳴る。それに気づかずに真琴は泣き続ける。
もう…辛い…俺がどれくらい待ったと思ってるの…
「だめだ。」
冷たい一言を放つ西園寺の下半身も辛そうに勃起している。それ程、真琴に快楽を与えている存在を、今だけは自分以外排除したかった。
「…ぅ…どうしてですかぁ…俺のこと…ぅ…性欲処理って…言った、く…せに…」
「…ああ。言ったな。」
西園寺は自身の凶器を真琴のアナルに当て付ける。その瞬間で真琴のナカが激しく暴れ…締まり続け、期待が吐息となって唇から溢れ出る。
「んはぁ…っ…///」
「…でも、お前だって…同じだろ?…他の奴に抱かれた後で…抱かれている途中で俺に抱いて欲しいだなんて……性欲処理以外の何者でもないだろ。」
真琴は正論を容赦なく叩きつける西園寺を涙で溢れた目で見つめ、キッと睨みつける。そして無意識に震える唇から声が溢れる。
「……っだったら…このまま—————-」
俺を…今すぐ…貴方のものに…
その本音を喉に押し込める。
喉に押し込めた途端鼻がつんと熱くなり、下唇が小さく震える。また涙が溢れる。
西園寺は目の前でスンスンと泣き出す真琴を見つめ、目を閉じ、再び落ち着きを取り戻す。
本当は今すぐ抱きたい。ヨガリ狂ってもやめずに腰を打ち続けたい。
それくらいお前に飢えている。渇いてるんだよ…
でも…分かれよ…俺にだって我慢できない事はある。
西園寺は真琴の頬に手を添えて、優しく唇にキスを落とす。真琴はそれ一つで子供の様に泣き止む。
グッ…
「あっ…」
西園寺が真琴の手をアナルに押し付ける。
「妃…抜け。それが出来なかったらお前をこのまま部屋の外へ放り出す。10秒だ。」
西園寺は一層冷たく真琴に言い放つ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 112