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「ああぁッ!!」
「ごめん、雪本、ごめんっ……!!」
謝りながら、それでも堪えきれず、激しく出し挿れを繰り返す。
雪本は俺の肩を引っ掻き、体をのけぞらせた。
「ひあ! あ、あッ!!」
「はあっ…雪本っ、気持ちいか?」
「あ、きもちいっ、せんせえ…!」
その言葉が嬉しくて、夢中で攻め続ける。
「や、も、イくっ、ああッ…!!」
雪本はぽろぽろと涙を溢し、絶頂を迎えた。腹に、熱い液がかかる。
俺も熱を吐き出し、自分のモノを抜いた。
お互いはあはあと息を整え、そして雪本はシーツに身を沈め、いつもの余裕な笑みを俺に見せた。
その目尻から、さっきの涙の残りがつうっと溢れる。
「ふふ……先生、がっつき過ぎ」
「お、お前だって、喘ぎまくってたじゃねぇかよ!」
「あれは……わざとですよ?」
「嘘つけ!」
そう言うと雪本は、あははっと楽しそうに笑った。
笑いが落ち着いた後、彼は上体を起こし、俺に顔を近づけた。
「先生、やっぱり童貞ですよね?」
「お前だって、処女だろ? さっきの様子じゃ、自分の指よりデカいもの、挿れられたことなかったんだろ」
「…………」
「俺も人のこと言えないけど……どうして嘘なんてついたんだ?」
そう指摘すると、雪本は笑みを崩し、俺から目を逸らして呟いた。
「……だって、そう言わないと、綿部先生が抱いてくれないって思ったから……」
「…………え?」
聞き返すが、そのときにはもう、雪本の表情はいつもの笑顔に戻っていた。
「先生、これからも俺のこと抱いてくださいね」
「は?! なんで、」
「じゃないと、学校中に言いふらしますよ。綿部先生に無理やり犯されたって。先生辞職ですね」
「はああ?!」
こっ、こいつ、どこまで脅す気なんだよ?!
雪本はくすくす笑って、
「首輪、着けておいてくださいね」
そう、その真っ白な首元を指差した。
「…………ッ」
それで、俺はついムラッと来て。
雪本の首に顔を近づけて、吸い付いた。
「んっ…」
雪本はぴくりと反応して、声を漏らす。
口を離すと、白い首には赤い跡がくっきりとついていた。
「ほら、首輪」
「…………っ」
雪本は頬を染めて、目を泳がし、そして俺を抱きしめた。
「……雪本」
あまりにも可愛い行動に、胸が高なって、彼を抱きしめ返す。
……俺、ホモだったのかな。今まで男を見て欲情したことなんてなかったのに。
いや、でも思い返せば、女にもこんなに興奮したことはなかった。
……雪本だから、そう思ったのかな。
そんなことを考えていると、雪本は俺の肩で静かに言った。
「先生、明日俺、体育……」
「………………あ」
「その絆創膏、何か言われなかったか?」
昼休みの、理科準備室。
俺がそう尋ねると雪本はくすりと笑い、襟をわざと引っ張って、首元の絆創膏を俺に見せた。
「ちょっと爪でひっかいちゃったって言ったら、みんな信じてくれましたよ」
「そうか、よかった」
雪本が怪しまれていなくて、ほっとした。
でも、折角つけたのに、隠してしまうなんて勿体な……いやいやいや。何考えてるんだ俺は。
気を取り直して、授業で使うものを机の上に並べる。
「雪本、いつもすまないが、今日はこのプリントを持ってくのを手伝ってくれ」
「わかりました」
雪本は、昨日の情事中のアレはどこへ行ったのか、普段通りの真面目な態度でそう了承して、俺の隣に立つ。
そしてふと、俺が教科書の上に置いた、小さな木箱を指さした。
「それ、何ですか?」
「お、見るか?」
雪本に、木箱を差し出す。
その中身を見て、雪本は珍しくぱあっと顔を輝かせ、その正体を言い当てた。
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