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まっかなおはなの
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と言っても、何をしてあげるか思いつきがあるわけじゃないけど。
……ご、ご奉仕、とか、してあげたらいいのかな……。
「歩、顔がにやけてる」
「ふぇ!?えっ、ち、やっ、ちがっ」
二葉兄ちゃんにそんなことを言われると、かぁっと耳まで熱くなって慌てふためいてしまう。
顔を両手で隠すと、兄ちゃんは優しくその腕をどけた。……恥ずかしい。
「鼻まで赤くなってるぞ。トナカイみたいだな」
『赤鼻のトナカイ』のことを言っているんだ、きっと。
今こんな顔を他の人に見られたら、それこそ『みんなの笑い者』だ。
「やだ……見ないでよ…」
「わかったよ、俺には何も見えてませんから」
兄ちゃんはわざとらしく手で目を覆い隠す。面白がられてる…。
目隠ししたその右手をぎゅっと握る。
「……恥ずかしがってるとこばっか、見せたくない」
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