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お仕置き前2
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「シュンくん。SMは抜きにして、私のことは好き?」
今まで見たことないような真剣な表情に、ぼくは戸惑いながらこたえる。
「すき…好きです」
「本当に?」
「本当です」
これは嘘じゃない。
「そう、それなら問題ないかな」
新条さんが掴んだぼくの手を持ち上げて、手の甲にそっと口づけをした。
「じっくり、私好みに育ててあげる。シュンくんの泣き顔可愛いから特別だよ。まず、傷が残るようなことはしない。私としては傷を残すほうが好きなんだけど、シュンくんが怖がっているうちはやめておこうね。血がでるような道具も使わないでおこう。シュンくんがSMにどんなイメージを持っているのかわからないけど、でもシュンくんの限界を試すようなことはしないから」
言われた言葉をまだうまく飲み込めずにいるぼくに、新条さんはにっこりと笑いかけた。
「でも今日は、まずはお仕置きからだね」
「え……っ」
「嘘つくような悪い子はお仕置きだよ。それに、約束の時間に連絡もなしに遅れてくるようなことも、もうしないようにね」
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