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朝2
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「たく……起きて下さい、そして早く着替えて。」
今日は久しぶりにシロと2人きりで出掛ける予定だった。
いわゆる………デートというやつ。
「うん……!青葉とでかけるの、楽しみ。」
「はいはい……、とりあえずこの服用意したので、今日はこれ着てください。」
冷たくあしらっているけど………勿論俺だって楽しみだった。
仕事が忙しかったり新型のウイルスのせいで出かけられなかったりで本当に久しぶりのデート、外出するのも久しぶりだった。
寝起きではしゃぐシロの髪をとかして、カーディガンのボタンをしめてあげる。
「今から朝ごはん作りますけど………今日は何がいいですか?」
「えっと………お菓子!」
料理はシロが起きて要望を聞いてから作っているけど、さすがに朝からお菓子は食べれない。
「………食パンに目玉焼きを挟みますね、野菜付きで。」
「レタスはいれないで…!ていうか、お菓子は……?!」
「レタスもいれますしお菓子ならあとでいいでしょ………ご飯が出来るまですずなと遊んであげてください。」
そう言って俺は寝室から出て、隣の部屋の台所に来た。
俺達が住んでいるのはマンションの一室。
地味に高級なマンションで、高校を卒業したばかりの俺達がどうしてこんなすごいところに住めるのか………
何故なら、俺が高収入だから……!
自慢ではないけど俺の描くイラストや漫画はかなり売れてくれるらしく、その分給料もいいので、俺達は19歳でこのマンションの一室を借りることが出来た。
歳をとったら苦労しそう……?苦労しないために、今もちゃんと貯金をしてるのでお構いなく……っ!
「すずなー、にゃー……」
「しゃーー」
シロがすずなと遊んでくれているうちに、朝ご飯が完成した。
「わぁ………美味しそう!」
「美味しいですよ〜!さて、食べましょうか。」
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