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お出かけ3
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「わぁ〜……!久しぶりのショッピングモールだ…!」
「はしゃぎすぎて迷子にならないようにして下さいね……?シロは小さいから見つけられないんだから………」
でも、本当に久しぶりの買い物。
今日は………楽しまないと…!
「青葉っ!見て見て……!イリオモテヤマネコのぬいぐるみ!」
「買いませんよー」
何でそんなの日用品売り場にあるんだ………
「今日は新しいカーテンと食器を買いに来たんですよ?イリオモテヤマネコは返してきてください。」
「………」
「し、シロにはすずながいるでしょ……そんなこの世の終わりみたいな顔しないでください………」
怖いから………
カーテンを見ている間、シロはずっと拗ねていた。
………仕方ない。
「帰ったら……シロが見たがってたアニメ、一緒に見ますから。」
「ほんと……?」
なんだか、弟を宥めている気分だった。
「はい!仕事は明日やります、帰ったらシロの好きな事しましょう…!」
イリオモテヤマネコ一匹で、ここまでして機嫌を取らなきゃいけないのは……少し面倒臭い。
「やっぱり……青色のカーテンですかね?」
「何でもいい………、でも、青色は青葉の色だから、青がいい。」
苗字が青葉だからイメージカラーも青みたいな…?
「じゃあこの辺ですね。……あ、シロは名前からして白なので、あのサブカーテンみたいなやつを白にしたら、俺たちっぽくなりません?!」
「レースカーテンのこと……?確かにあれは白だね。」
漫画を描いてるだけあって、創造力なら誰にも負ける気がしません……!
カーテン購入後。
「青葉………疲れた。」
「ええ、さすがに早くないですか?」
「だって久しぶりに外出たし………体力が減ってる。」
体力が減ってるって言ったって……昨日も夜、運動したじゃないですか………
それに最近は、外に出れないストレスで結構運動したような………夜に。
「シロって、本当に体力がないんですね。」
でもよく考えたら、どれも1発目で終わってるんだった。
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