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お出かけ5
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その後、食器を買って特に用が無くなったので、シロにどこに行きたいか聞いてみた。
「………えっと………青葉の行きたいところでいいよ」
………さっきからずっと、シロが俺から離れない。
(お昼になって人も増えてきたし……)
緊張、してるのかな。
(とてとてついてきて………なんかヒヨコみたい。)
どんなに早く歩いても一生懸命ついてくるから、可愛いなぁ………
「じゃあ、本屋に行きたいです!新作のBL本が欲しくて!」
ちなみに俺は腐男子です。
「わかった。………青葉……その……」
「あ、手繋ぎますか?いいですよ。」
幼稚園の頃から一緒にいたから、いつの間にか相手の思っていることが分かるようになった。
手を繋ぎたい時とか、一緒にいたい時とか………なんかこういうのが分かるのって、本当に心の底から信頼してる相手じゃないと出来ないだろうし………なんだか、嬉しい…かも。
「………安心する。」
「それなら良かったです」
やっぱり俺、この子じゃないと駄目……なんだと思う。
「俺、シロ以外の人と絶対こんなこと出来ません……」
「こんなこと……?」
「はい…!手を繋いだりとか、その……夜の、あれとか……」
…………
「なんか青葉って、そういう言葉を直に言わないけど……なんで?」
「こんな大勢人がいる前で言えませんって…!!」
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