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暴力1
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「………何してるんですか」
男の手が離れて、見上げるとそこには……青葉がいた。
「……青葉君」
「どうして、お前が……」
どうしよう、
青葉に……見られた。
さっきまではあれだけ助けてもらいたくて青葉のことを呼んでいたのに、
いざ目の前に本人がいると……怖くてたまらない。
「…………ッ、消えろ……」
「……はーい、分かった。」
男は一切表情を変えず、平然とした素振りでどこかに行ってしまった。
「ぁ…おば……」
どうしよう………
怒られる……
「………………俺、ドア開けるなって、言わなかったっけ」
…………
誰か来ても出てはいけない。
確かに、そう言われた。
「ごめ、ん…なさい…………」
約束を破った。
青葉の言う事を聞かなかった………
「……なんで」
また追い出される。
外になんて行きたくない、怖い。
ここにいたい…………
「っ……青葉、許して!!もう、しない…!絶対青葉の言うこと聞く、だからお願い…出ていけなんて言わないで……!!」
玄関で必死に青葉に謝った。
喉は痛かったけど、それすらも忘れてしまうくらい、必死で。
青葉に嫌われたくない、1人になりたくない。
「ごめんなさ……、っ……!!」
けど、青葉は
怒るわけでも、追い出すわけでもなく、
「………あお、ば……?」
僕の頬を……殴った。
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