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拘束1
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「…………青葉……?それ………」
ベッドの柱に繋がれた鎖の長さだと、玄関やお風呂場までは行けない。
リビングから、ぼーっと玄関で何かしている青葉を見ていた。
「………………僕の……靴」
「こんなものあるから駄目なんです。これはもう、捨てておきますね。」
………………
「やめて……」
「シロ……?」
どうして、こんなことを言ってしまったんだろう。
「お願い……やめて、捨てないで………」
そんなものがあるから外に出てしまうのに。
邪魔な……ものなのに。
「…………でも、これがあればシロはまた、外に出るでしょ?」
………………そう、だけど
「そもそも、こんなものいらなかったんですよ…、買ってあげるんじゃなかった。」
そう言って青葉は、まだ2、3度しか履いたことの無い僕の靴をゴミ袋に入れた。
「さて、ご飯作ります。何が食べたいですか?」
青葉はできるだけ明るく振舞っていた。
けど、明らかに表情は疲れきっていて、
「…………いらない……食べたくない」
「…………なんで……?」
少しでも気に触らないことがあると、
「っ痛……!!」
「なんで食べなくないんですか…!?俺、何かした……?」
髪を掴んで、殴られるかと思えば泣き出した。
「…………ぅ"、ぐ…、なんで……俺の何が駄目なの……?……ねぇ…………」
青葉がこうなってしまったのは…………僕のせいだ。
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