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「は?」
何のことだかさっぱりわからない。
「アルマ、もっと良い稼ぎ方教えてやろうか?」
「…ッ、そういうことか。」
「俺が直々に教えてやっても良いんだぜ?」
頭領の手がアルマの頬を撫でる。
「おい、アルマを放せ!…ウグッ」
クルト、、、
「ちゃんと成果は出してるだろ。文句ないはずだ。俺たちはこのやり方でやってく。」
「…冷静だな。」
「お前にこういう風に育てられたからな。」
「ふっ、まあ良い。お前がその顔を歪ませて泣きついてくるのを待ってるよ。」
「クソが。」
ゲイルは満足そうに笑っている。
俺らを拾ったのも大抵こういう理由だったのだろう。
男娼に仕込まれて金持ちに売られるのだけはごめんだ。
俺らは俺らのやり方で生きてやる。
いつか、こんなところから抜け出すために。
「お前ら、クルトを離してやれ。」
「頭領、いいんですか?」
「ああ、どうせこいつらはここから逃げられない。」
「ふんっ、子供のくせに。お前ら少し頭領に目掛けられてるからって調子乗んじゃねーよ!」
「アールマちゃーん、俺とも遊ぼーぜ。」
「俺はクルトちゃんの方が好み!」
「ガハハハ」
「こいつらっ!」
「よせ、クルト、もう行こう。」
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