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「あいつ、男だったとはな。」
「ああ。」
「お前残念だったな。」
「何が?」
「だって気に入ってたんだろ?女だと思って。」
「は?違う。ただ、面白いやつだなと思って。」
「…せっかく2人で暮らせると思ったのに…」
「何か言ったか?」
「いや、それより今日の獲物を見つけないと。」
「ああ。そういえば、ゲイルは1ヶ月後にカルテアに行くみたいだ。」
「わかった。…いよいよだな。ゲイルの野郎に従うのもあと1ヶ月か。」
クルト、あいつのこと頭領って言わなくなったな。
逃げ出す覚悟ができたってことか。
「何だ。寂しいのか?」
「んなわけあるか。せいせいする。」
「ははっそうだな。」
「っ、、、お前ほんとに気をつけろよ。そんな顔俺以外にするな。」
「何?お前まで俺に惚れちゃったの?」
「ちげーよ、心配してるだけだ。」
「そうか。ありがとな。」
「帰ってきたのか。早かったな。」
「ああ、まだ午前中だっていうのに、今日はトラックが3台も通ったからな。」
「最近多いな。」
ここ一週間であの道を通る車の量が増えている。
金持ち用の道の交通量は増えていないようだから、人には明かせないタイプの仕事が増えてるってことだ。
これは、何かありそうだ。
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