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「おう、入れ。」
「今日は何だか騒がしいな。何かあったのか?」
「頭領が新しい仕事をするらしい。みんな準備してるのさ。」
「ふーん。」
「よう、アルマにクルト。今日の成果を出せ。」
「ああ。」
「よし、今日はこれでいい。最近うまく行っているようじゃねーか。」
「ああ。何か困ることでも?」
アルマがゲイルを睨みつけて言う。
「まあ、そんなかっかすんなって。早くこっちに堕ちて来ねーかなと思ってるだけさ。」
「ふっ、一生待ってろ。」
「相変わらず生意気な口だな。まあいい。今日は俺も機嫌が良いからな。」
「新しい仕事らしいな。」
「ああ。ヨザ王国貴族様の傭兵に雇われたのさ。お前も気付いてるだろうが、そろそろ内戦だからな。」
「ふーん。ウォースなんかから雇うとはヨザもだいぶ落ちぶれたな。」
「あっちの事情はどうでも良いさ。金さえ入ればな。2日後にはカルテアから武器でも仕入れるつもりだ。アルマ、お前も行くか?」
「行かねーよ。」
「ふっ、まあ良い。大人しく留守番でもしてるんだな。」
「ああ。」
「おい、ロクザ、俺がいない間あいつら見張っとけ。」
「どうかしたんでやすか?」
「嫌な予感がする。」
「…分かりやした。」
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