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狂った愛情
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翌日、何食わぬ顔をして登校してきた小早川を呼び止めた
「小早川…話がある。ちょっと来い」
「…」
俺の誘いを断らず、小早川は黙ってついてきた
今はあまり使っていない教室に入った
俺は小早川と向き合い言葉を慎重に選びながら、話し始めた
「昨日、内海が家に帰ってきた」
「…」
内海の名前を聞いて、小早川はピクッと反応した
「身も心もズタズタにされてな」
「……何が言いたいんですか」
小早川は俺が言いたい事を察したのか、睨みつけてきた
「………お前、内海を監禁して強姦して……内海のこと……おもちゃって言ったんだってな」
「…………ええ。」
「……ッ」
小早川はなんの表情も変えず、いつも通り涼しい顔をしていた
「お前…大事な恋人に…内海になにしたか分かってんのかっ?!」
俺が怒鳴ると、小早川は急に黙った
「…ッ?おい、小早川…」
「……………あの持ち主がいけないんだ…」
小早川は小さい声で何かを喋り始めた
「なんだって?」
俺が喋りかけた瞬間、さっきまでの涼しい顔はまるでなく、目を見開かせて発狂し始めた
「あの持ち主がいけないんだッ!!蓮都は俺のだ、誰にも渡さない蓮都は俺のだ……蓮都は俺のだあああああッ!!!!」
「小早川ッ!!落ち着けッ!!あの持ち主って誰だッ!!こばッ……!!」
俺が抑えようとした瞬間、小早川は窓に向かって走りだし止めることも出来ず、窓を割って外に落ちていった
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