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塗り替える黒歴史
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一時間後
「…………最悪だ…この歳にもなって…女装……」
しかもバッチリ化粧までしやがって…
菅原「お〜…へ〜た可愛い!化けるね〜」
姉「いや〜ウィッグ持ってて正解だったわ〜」
菅原「お姉様ナイスです!」
姉「それほどでも〜」
「お前ら二人共地獄に落ちろ」
………最悪だ…しかもスカート短いし…
パンツ見えるだろ…なんだこれ股がスースーする…
「もう脱ぐぞ!」
いち早くこんな格好から開放されたい!
そんな思いで俺は服に手をかけると姉に無理やり腕を止められ脱ぐ事を断念。
くっそゴリラめっどんだけ力強いんだよっ
姉「何言ってんのよ!せっかくだから外、出てきなさい!!」
「はぁぁ???絶対嫌だ!!」
何トチ狂った事言い出すんだこの愚姉は…
姉「まだ昼よ!!大丈夫よ!!」
「何処が大丈夫なんだよ!!!」
姉「大丈夫!!ほらデートしてきなさい!良い報告期待してるわ!」
「ふざけんなぁ〜!!」
~
~
~
「帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい」
結局あの後、姉に押し切られる形で
家を追い出されてしまった。
…こんな格好で外に出るなんて拷問だろ…
菅原「wwへ〜たどんまい!大丈夫だよ!
普通に女の子にしか見えないから!」
「全然大丈夫じゃない!」
菅原「それより何処行くの?
僕、ここらへんのこと全然わかんないよ?」
「帰る…」
菅原「いやいや、今出たとこじゃん」
「………公園にしておこう…」
菅原「僕ゲームセンター行きたいな〜」
「話聞いてんのか!!テメェ!!」
菅原「僕そういうとこ行ったことないんだよね!
だからさ!お願い?」
「………電車乗らなきゃここらへんにないぞ…」
菅原「じゃあ行こう!!」
「い…いやだぁ……」
俺は菅原にズルズルと腕を引かれ駅の方へ強制的に歩かされた。
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