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置いてかないでよ はじめちゃん!
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「はじめちゃん!待ってよおぉ…、はぁっ…。」
やっとの思いで下駄箱に着くと、そこには傘を小さく揺らして遊んでる はじめがいた。
はじめは、こちらの存在に気付くとふっと笑った。
「あ、遅いよ達也。早く帰ろう 家に来るんでしょ?」
「うん!…あれ…?雨降ってるの?」
「あぁ、降ってるよ。達也は…傘を忘れたようだね」
それを滑稽そうにクスクス笑うはじめに、達也はムッとした。
「そーだよ。中に入れてくれてもいいよね?」
こっちも笑ってやった。
なら、はじめちゃんはそれを待ってたと言わんばかりに、傘の中のスペースを人一人入るくらい空けた。
達也はそのスペースに入ると はじめにぴったり寄り添った。
「雨降ってるなんて知らなかったなぁ…。はじめちゃん知ってた?」
「あぁ。朝の天気予報を見たから。 」
「へー…、はじめちゃんって真面目だね…。…あ!そうだ!はじめちゃんは男同士の せっ…くすのやり方わかる?」
達也は無邪気な表情ではじめに問う。
はじめは面をくらったような顔をして、数秒後に いつものふわりとした顔で笑った。
「そうだね、達也はわからないよね。大丈夫 俺は知ってるから。ちゃんと教えてあげる」
「本当!?やったー!はじめちゃんカッコイーー!」
達也はにかーっと笑い はじめに抱きついた。
はじめは嬉しそうな顔をしながら 達也の頭を撫でた。
…伊月宅。
「初のはじめちゃん家…ドキドキする…」
目の前にはごく普通一般的な一軒家。
ここが、はじめちゃんの暮らす家…。
お風呂入ったりご飯食べたり寝たり起きたり遊んだりトイレに行ったりお水を飲んだり自慰をしたり…
あぁ、はじめちゃん家最高。
入る前から顔がにやけてくる達也。
それをはじめは横目で流す。
「達也、何ニヤニヤしているの?変な妄想でもした?」
「し、ししししたよ!?」
慌てて本当の事を言ってしまう 。
あぁ、もうばか。
「そこは嘘をつきなよ。…まぁ良いけどさ…どうぞ」
はじめちゃんは玄関の扉を開けると、俺を招いてくれた。
「おっじゃまっし まぁぁす!」
俺は遠慮なしに靴を脱いで 家の中に踏み込んだ。
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