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試験終了 6
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レイ様は、膝上ではなく隣を示していた。
テーブルには、2人ではとてもじゃないが食べれない量のご馳走が並んでいる。
食事を一緒に食べながら…
「レオ、これで試験終了だ。好きなだけ食べてくれ。頑張った褒美だ。ありがとう。」
「いえ。私は、そんな…お役に立てず、すみませんでした。」
「そんな事は、ない。初めてで、あそこまで対応したのはレオが初めてだ。」
「え?」
レイ様の一言に固まってしまう。
「すまないな、イタズラをしてしまって…」
「い、イタズラですか?」
「普通は、仕事を膝上ではさせない。」
「ですよね、本には書いてなかったから焦りました。」
「でも…レオは、引き受けてくれた。」
「試験ですから。」
「あぁ、そうだな。結果は、いつ知りたいか?」
「いつでも、覚悟はできてます。」
「そうか。私も返事は決まっている。」
え?もういつでも返事出来るって事?…
食事を食べ終わり、メイドさん達が引きにくる。
頭を下げ、戻って行き…
「レイ様…結果の方教えてもらえませんか?」
「知りたいか?」
「はい。」
心臓の音が、うるさいくらい、ドクドク言っている。
「合格だ、レオ。おめでとう。」
「ほ、本当ですか?あ、ありがとうございます。」
「それでだ、明日から、私だけの、執事で働いて欲しいんだが…考えてくれないか?」
「レイ様…私でいいんですか?」
「明日付で、メイド達がいなくなる。それに、レオになら色々頼めそうだ。」
「分かりました。明日からまた、よろしくお願いします。」
「レオ…これから、大変だろうが、頑張ってくれ。」
「はい。頑張ります。」
「部屋は、同じ部屋使うといい。また、飲み物を入れているから、勝手に飲んでくれ。」
「そんな事しなくても…」
「私がしたいんだ、許してくれ…」
「ありがとうございます。」
頭を下げお礼を言う。
「レオ…マスカット水作ってくれ。」
「はい。すぐ用意します。」
キッチンに向かい、コップに作り持っていく。
「ありがとう。美味しい、レオ。レオも座ってくれ」
膝上に座るよう指示するレイ様。
すごく嬉しそうだ。
「レイ様…寝室はどちらですか?」
「レオの部屋の隣だが…どうかしたか?」
「え?私の部屋の隣?…」
「あぁ、あの部屋なら気に入ってくれると思ったからあの部屋にした。レオにピッタリと思ったからな。」
「そ、そうでしたか。ありがとうございます。」
普通しないよ、隣の部屋なんて…
「何か不満か?」
「いえ。そんな事は…。」
「さて、部屋に戻る。今日も疲れた。」
「はい。」
レイ様の後ろを歩く。
すると、レイ様は…
「違う。横だ。」
「ですが…」
「言う事、聞けないのか?」
「いえ。」
横を一緒に歩く。なんて人だ。
レイ様の部屋に着き…
「今日は、休むから、また明日頼む。」
「分かりました。おやすみなさいませ。」
レイ様が、中に入るのを見届ける。
やっと試験が終わった。
合格した上に、仕事までもらえ水のアイデア料まで貰えって…その内地獄みないか心配しつつ休む事にした。
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