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レイ様 18
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ピンポーンピンポーン。チャイムが鳴る。
俺とレオは、仕事をしていた。
鳴り止まないチャイム。
「レイ様、見てきますね。」
「あぁ、仕方ない。頼む。」
レオは、膝から降り玄関に向かう。
地下室にも玄関がある。
「どちら様でしょうか?」
「天豆だが、貴方は…?」
「……。天豆様、少しお待ちを。」
「だから、誰なんだよ!」
「あぁ?何だ?天豆。」
レオは、名前を名乗らなかったのか。ふぅ、よかった。
危なかった。
すぐに、俺を呼んでくれたレオ。ビックリしていた。
「お、レイ。遊び来たぞ?」
「あー、ウゼーな。来んなって言ってるのに、来るやついるか?普通。」
「いるいる、ここに。」
「あー。ウゼー。仕事の邪魔。」
「えー。ヒドイな。」
「なぁ、さっきの男何?イケメン連れこんでるの?」
「はぁ、違う。仕事仲間だ。失礼なやつだな。」
はぁ。まさか天豆が、来るとはなぁ。俺は早く仕事終わらせて、レオと…って考えてたのに。
あーも。
「じゃあ、中入れてよ。このままじゃ、怪しい関係にしか見えないよ?」
笑いながら話す天豆。
まぢで、ウザイから、
「じゃあ、入れよ。20時には帰って。テレビと会食が入ってるから。」
「はーい。お邪魔します。」
時刻は、17時。3時間相手すれば、大丈夫だろう。
天豆をテーブル席にあるソファーに座らせる。
「レオ、お客様だ。コーヒー頼む。」
「はい。分かりました。」
コーヒーとドーナッツをテーブルに置く。
「よかったら、ドーナッツどうぞ。揚げたてです。」
「あ、ありがとうございます。ぱくっ、美味しい。コーヒーも美味しいよ。」
「よかったです。口にあって。」
レオは、笑って対応していた。
すぐにキッチンに向かう。
「で、何しに来たんだ?」
「本当に遊びに来たんだよ。」
「俺、忙しいんだけど。」
「えー、冷たいな。彼貸して?」
「はぁ?無理。仕事終わらねぇ。」
「終わったら、いいんでしょ?」
「レオの給料…減る。」
「じゃあ、僕が払う。」
「……。レオに聞いてくれ。俺は、何も言わない。」
レオ、頼む。断ってくれ。
俺には、もう言い訳出来ない。
レオが、コーヒーを片手に、キッチンから戻って来る。
何も言わず、俺の膝に横向で足を組み座る。落ちないよう両手で支えるのが癖になりつつある。
「天豆がレオを貸してって言ってきてるけど、どうする?行く?」
「私は、レイ様が一緒なら、行きますが。私だけなら、行きませんね。いくらレイ様の友達でも、信用出来ませんから。いろいろと。あ、お金なら大丈夫ですから。レイ様のお給料で、十分です。全て、貯金なので。貴方の所だと、お金が減るみたいだし。家賃やら食費まで。稼いだお金の大半は減るみたいなので。結果、残らない。嫌ですよ?レイ様は、何も引いてくれないし。話すれば貯金しなさいって言われる。優しい人です。」
レオは足を組んで浮かせている足をブラブラし始める。
「なぁ、ちなみに、月いくら部下に払ってるんだ?」
気になって仕方ない。いくら払ってるんだろ…
そして、良くレオは情報を知ってたなぁ。
「50万かなぁ。大体な。だって、そんなもんだろ?」
「わぁ、高いなぁ。と言いたいが…行かなくてよかったなぁ?」
レオの顔を見て話すと、にっこり笑う。
「本当ですよ。給料下がる所でした。お金貰っても、お茶っぱ買えないかも、知れないところでした。私死にますよ?お茶っぱ買えないと。」
「だよな、レオはお茶大好きだもんな。」
「ちなみに、レオは、いくらだ?」
「私は、300万貰ってますよ。」
「は?300万?そんなに??」
「そだよ。普通じゃね?うちの部下は捌けるからなぁ。」
「は?50万でも多いくらいだ。」
「私は、無理ですね。お茶っぱで無くなる。」
天豆の返事に、無理と嫌を言っている。レオ
絶対天豆は、レオを引き抜くつもりだったなぁ。
だから、合わせたくなかったんだよ。ウザイから。
「ちなみに…レイ様は、部下全員に、誕生日には祝金くれますから。クリスマスには、クリスマス会を開き皆んなに一人一人合ったプレゼント用意されますから。で、部下にちゃんと休みも来れます。もちろん、私にも。貴方とは違います。」
レオは、俺の良いとこを天豆にぶつける。
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