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レイ様 26
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「レオお兄ちゃん、美味しい。クッキー焼きたてぇ?」
「はい。おやつに出そうかと、準備してました。」
テーブルにクッキーや、パウンドケーキを並べている。
小豆には、りんごジュースを他は紅茶を入れている。
「お兄ちゃんは、いつもレイ兄ちゃんにおやつ作ってるのぉ?」
「そうですね、大体は。作らない日もたまにあります。」
「いいなぁ〜。」
「ん?お母さん作ってくれないのですか?」
「うん…お母さんは、料理が出来ないの。」
「そうですか、たまに来ていいですよ?おやつ食べに来て下さい♬ 待ってますよ、小豆様。」
「きゃっ、ありがとう。嬉しい。」
レオは、目線を合わせて小豆の手をとる。
顔を赤く染め、小豆はほっぺを両手で触っていた。
「よかったな、小豆。イケメンに会えて、お兄ちゃん小豆にやきもちやいてしまうな。」
「何でぇ??」
「さぁな、イケメンだからかな?」
「ふふっ、分かるよ。その気持ち」
本当は、小豆と触れた手にやきもちやいてしまった。
ま、妹だからまだ許せるけど他人なら、許さない。
「あ、小豆。帰るまで、レオ貸してやるよ。小豆がしたい事、伝えて?俺には、無理だから。」
「あの〜、どう言う事でしょか?」
「あのね、レオ兄ちゃん。お母さんにね、ケーキか何か手作りお菓子やりたくて、お兄ちゃんに相談したの。」
真っ赤にしたままの小豆は下を向いて、恥ずかしがっていた。
「なるほど、だから私なのですね。確かにレイ様じゃ難しいですね。」
「だから、言っただろ。無理だからレオにって。申し訳ないが、小豆に教えてやってくれ。」
「分かりました。レイ様」
「やったー♬レオ、お兄ちゃんありがとう。嬉しい。」
小豆は、嬉しさのあまり立ち上がりレオに抱きつく。
しばらくすると、俺も手を取られ一緒に小豆は抱きしめてくれた。
「レイお兄ちゃん、ありがとう。レオお兄ちゃん貸してくれて。」
「いいえ。ちゃんと習えよ?レオのは、全て美味いんだからな。」
「はーい。」
レオと小豆は、キッチンへ消えていった。
今から、何か作るのか?何か楽しみだな。
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