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誰もいないと思っていた
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遥
美琴との帰り道あんまり人通りがなくなって来て
帽子と眼鏡を取ってしまった
「ふぅーやっぱこうやって歩きたいなー」
「あ!兄ちゃん何やってるんだよ!誰かに見られたらどうするんだよ 俺だって我慢してるんだから兄ちゃんも我慢しろよ」
「あぁごめん誰も居なさそうだったから…」
「それでもダメだよ!」
「以後気を付けます…」
「うん!」
美琴は僕が素顔を出してしまった事に対して説教ムードだったが僕が謝ったらすぐに笑顔になってくれた それにしても美琴も僕と一緒で隠してるから折角の可愛い笑顔が見えない…
それからも美琴と話していて途中で帰り道が違うので別れるんだけど…こんな夜遅いし心配だなやっぱ兄として家まで送って行ってあげないと!
「美琴こんな暗いし家まで送って行ってあげるよ!」
「え!いいよ 俺だって男だもんこのぐらい何とか帰れるよ!」
「だけど…」
「大丈夫だって!ほら別れ道だよじゃあ俺も行くから」
そう言って美琴は走って帰ってしまった
僕も帰ろうかな…
僕は美琴の事しか見ていなくて気付かなかった
帽子とかをとった時の《エルシェ》の姿を見られていたなんて知るよしも無かった
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