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支度
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遥
「遥 もう行く時間か?」
「うん」
「じゃあこのカードを使え」
「カード?」
「え…このカードって…」
「このカードがあれば何処でも好きなように行ける」
「ダメだよ…しかも僕…ちゃんと働く場所考えるから…」
遥の働くと言った言葉に動きを止めた
「働く?」
「うん…だっていつも蓮にばかりにいろいろして貰って確かに《エルシェ》の僕なんて雇ってくれるか分かんないけど…働かないと…」
「ダメだ!」
遥がいい終わると蓮は低い声で言ったその言葉にピクッと耳と尻尾が動いた
「あ…」
「お前は働かなくていい 一生働かないでここに居ろ」
「そんな事…出来ないよ…」
「何度も言わすなお前を何処にも働かす気は無い」
「だって!僕だって働ける歳何だよ!」
「ダメだ」
「お金が無いと美琴にと何もしてあげれない…」
「お金ならいくらでも俺がやる」
「そんなの貰ってるだけで働いで稼いだお金じゃ無い!」
「失礼します そろそろ行かなくては遅れてしまいますよ」
「は はい…」
「若では遥さんを送って来ます」
「あぁ」
僕は雅さんの後ろを歩いて部屋を出た
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