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危機
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ブーーブーーブーーブーー
深夜3時僕のスマホに電話がかかってきた。
寝ぼけていた僕は相手を確認せずに応答してしまった。
『もひもひ。どちら様ですかぁ?こんな夜中にぃ』
「悠?久しぶりだね。俺だよ圭祐だ。覚えてる?」
その名前を聞いた途端目が覚めた。
『なんだって?圭祐?本当に圭祐なの?』
「ああ、そうだよ。ところで明日会えないかな?昔の事は忘れてさ…どうかな?」
圭祐の言葉に心の底から煮えるような怒りを感じた。
『ふざけるな!僕が圭祐のせいでどうなったか知らない癖に!』
『とにかく僕は絶対会わないから!二度と電話してこないで!』
ツー、ツー
僕はベットに倒れ込んだ。
(最悪だ、圭祐が日本に帰ってくるなんて)
河井悠 20歳 至って普通の僕に危機が訪れようとしていた。
ギュイーーーン
「圭祐様、本当によろしいのですか?北崎グループ次期社長ともあろう方が二流大学の講師なんて
。どうかお考え直しください!幸いまだ機内、すぐにでも進路を変えt」
ダンッ!
圭祐は思いっきり机を拳で叩いた。
「蓮。今なんて言った?もう一度言ってみろ、クビするぞ」
「もっ申し訳ございません!出過ぎた真似を…」
「くだらない事を2度と言うなよ」
そう言うと圭祐は窓の外を見てニヤリと笑った。
「俺の悠。待っててね」
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