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7番目の死霊魔術師4
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急いで、
どこかへ行ってしまった魔術師を呼んでいる声が繰り返し聞こえる。
「う、動か…な…ッ」
シの両脇を捕まえていた警察官は、
自分の意思で身体を動かす事が出来ないでいた。
「不思議でしょ?」
ふふっとシは、微笑んでいた。
「魔術って、神秘だよねー」
シは、そういうと地面にかざしていた掌を握ると地面の中…
というよりも、
陣の中からガラガラッ!と音を立てて巨大な黒い塊を引き出した。
それは、光りを吸い込む漆黒の素材で、
引き寄せた黒い塊の大きさは2メートル程ある。
「やはりッ!貴様ぁっ!その棺が何よりの証拠ッ!死霊魔術師!!」
全ての光りを吸い込んで、
反射しない漆黒の塊は棺だ。
名前が書いてあるが、丁度、シの足で隠れていてよく見えない。
シを、魔術師は見上げていた。
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