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「ここはどう?」
「…………ん。ゾワゾワする」
「いい傾向だな」
「ッ……ん……は、はぁ……」
涙目で見られてクラっとくる。
もう何度目かのセックス。
少しずつルークの声が甘くなってきた。
「痛い?」
「う、……ぅ、ううん……や、なんか変……」
「ここは?」
「ん、アァッ! だ、だめ……」
涙目で震えるルークを抱きしめる。
「……チェイス……あぅ……んッ……ん」
切ない声に体が熱くなる。
背中に回された腕。微かに香るフェロモンと色気。
「き……気持ち……い……ャ……変になりそう……」
蕩けそうな顔でルークが俺を見つめるから、腰が止まらなくなってきた。
これはマズイかも……?
「……っ……チェ……はぁ……チェイス」
切ない声で繰り返し、自分の名前を呼ばれる。
「奥まで挿れるぞ」
「ァ……奥は……ヤッ! ……駄目っ……やだ!」
目に涙を浮かべて、僅かな抵抗を見せるルークに優しくキスをした。
「気持ち良くしてあげるから、逃げないで」
「や、やだ! んんッ! そんなに激しくしないでっ! 俺、あ……ぁアアッ!!」
…………クソ。可愛い!
快感に戸惑うルークの足を押さえつけ、組み敷く。
つい落ちるまで虐めてしまった。
爆睡するルークの顔を撫でる。
むにゃむにゃ言っている……
ルーザーは馬鹿だな。こんな一途な奴を放っておくなんて……
「……チェイス。朝?」
ルークは寝ぼけてるのか、ぼんやりしている。
「おいおい。前、全部はだけてるぞ? 誘ってんの?」
「ぇ……」
その言葉にルークの頬がカァッと赤くなる。
昨日の事を思い出したのか、真っ赤になりながら、下を向いて服を直している。
「ち、違うよ。ごめん。俺、あのまま寝ちゃってたんだね……」
そう話すルークの耳も肩も赤い。
思わずムラッとして無理矢理、自分の方を向かせた。
「……何? 手、離して」
恥ずかしそうに逸らされた顔。その表情はどこか扇情的で――
「もう一回いい……?」
「え……」
途端にルークの顔が真っ赤になる。
「チェイ……ス……あ! ア! 嘘……そこ、ダメ……んんっ! な、なん……」
「ほら。ここは?」
「……ァ、あぅ!! ……ッま、待って……」
「待てない」
「ん、ん! ァ、ぁ……俺、イッちゃう……!」
……………参った。可愛すぎる。
畜生。認めるよ。お前は可愛いって……
ルーザーの所なんて行くなよ。
ずっと、お前と一緒にいたいんだ。
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