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何でだよ、姉貴。
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-玲翔side-
はぁ…
高校の事考えなきゃいけねぇなー…
だるい…面倒くさい…
「あー、でも中卒はキツいからな〜」
と、
ベッドに横になりボヤいているのは俺、神山 玲翔です〜…
只今、真っ昼間の2時…絶賛学校サボり中ですが、俺は高校受験について、このままだと本気でヤバいと思って考えていました。まぁ、面倒くさすぎて考えるのを放棄しましたけども…
だけど、本気でヤバいかもしれねぇ…だってもう12月になろうとしてるしな。
「あー、どーしようか、どーするんだよ。まじどうすんだよ。
何がしたいんだ俺は…」
「はぁ〜〜…
玲、アンタってホントどうしようも無いやつだね…」
そう言ったのは、俺の姉貴、神山 佳代乃。
うわうわ、うーわ。何で姉貴が家に居んだよ!
壁にもたれ掛かりながらこっち見んな……鬱陶しい…
「うわっ、出た!姉貴!」
「おい、うわって何だ、うわって(怒)」
「ごめんごめん。で、姉貴何で家に居んだよ、帰れよ。てか大学は?」
「はぁ?私が実家に居て何が悪いのよ?
今日は授業が昼までだったんだよ!てか、お前の方こそ学校行けよ…はぁ…まぁいいわ!それより玲、何も食ってねぇなら何か食おうぜ?私は腹が減ったのさ!」
「はぁ…別にいいけど…」
はぁ…んだよ、飯食いに来ただけかよ…
「いちいちうるせぇなぁ。」
「あ"?」
「何でもねーですよー。」
そうして、俺と姉貴は俺の部屋から出て、1階に降りた。
「ほい、ジェノベーゼ」
コトッと置かれたのは
出来たてのジャ、じぇの……はぁ…もうバジルパスタでいいだろ。
わざわざ、じぇの何とかって言いづらくすんなよ……
でも、
「美味そー…」
「そーかよ。なら、もっとそういう顔出来ないの?」
「そーいう顔……?」
そういう顔とは?俺としては笑顔になってたと思ったけど……
「まぁいいや。それより私はただ昼飯食いに来た訳じゃないんだな♪」
そーなの?
何か嫌な予感がするのは気のせいだろうか?
「何か企んでねぇだろなぁ?」
「んふふっふふ……」
「な、何だよ、気持ち悪い…」
「アンタ高校決まって無いのよね?」
「お、おう…」
ずいっ…
「ほい、ここにしなよ!」
目の前の姉貴はしっかりとした紙でできた何かを俺に押付けた。
「は?何だこれ…」
「高校のパンフレットよ!アンタはここに行くのよ!」
「藤ノ…さ…わ高校?…パンフレット?」
「そう!藤ノ沢高校!」
「はぁ…別にいいけど…どうせ行きたい高校なんて無いし。」
何だ、たまにはいい事してくれんじゃん…
よっしゃ、これで高校の事で悩むことはなくなった!
「ふふふっ!良いのね、そこで…」
「あ?何度も聞いてくんなよ、鬱陶しい…」
そしてパラリとパンフレットを覗いてみる。
……は?
パンフレットの学園紹介のページでデカデカと印刷されている
「男子校」の文字。どうやら、より良い学習環境確保などが目的らしい。
……え?女子いないの?
「…あ、姉貴?」
「んふふ…どうした?」
「男子校ってどういうことだよ!?しかも全寮制だし…」
「そのままの意味よ、馬鹿じゃねーんだから分かるっしょ?」
「ちょ、そーじゃなくてね?
俺、全寮制男子校だなんて聞いてないし!」
「そうね、言ってないからねぇ。」
「ふ、藤ノ沢は行かない!他の所にするし!」
ブワァ〜…
「ッ!」
姉貴の闇オーラが!パンドラの箱が!
「ん〜…?…れーいー?今……なんて言ったのかなぁ?」
「あ、あ姉貴、感情的になるな!おおお落ち着け!」
「んじゃあ……藤ノ沢高校行く……よね?」
「わわわかった、わかったから!だから、そのおぞましいオーラをしまってくれ!」
「ふふふ!よし、決定事項だな!(ちゃんと萌えを提供してネ☆)」
クソッタレが!何なんだよ!
まだ……まだ全寮制はいいんだ…全寮制は。
問題なのは男子校っつー事だ!
女子が居ねぇ青春なんざやってらんねぇんだよ!
心のオアシスが……
やっぱ姉貴には逆らえないな。
でも、別に他の高校でもいいじゃないか!
何でだよ、姉貴…
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あ、どうも~あまやどり。です!
さぁさぁ、始まりましたよ。
気に入って貰えると嬉しいんですけど…
姉貴さんが腐ってるということにしてみました!
ま、男子校勧めてくる時点で予想着いたと思います。
しかしまぁ、どういう展開にしようか検討中で、少々いや、ナマケモノ並に更新が遅いと思います。
事前に謝っときます。申し訳ございませんです…
あ、表紙のイラストはイラストメーカーPicrewの「www」を使用させていただきました。
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