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呼び出し(2)
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-龍馬side-
どうも!! 鰆屋 龍馬です!……って、何で自己紹介してんだろ…
まぁいいや! それより、今日は入学式があったんだ。
それで今は、教室で自己紹介やら色々なことを済ませたので、帰ろうとしてる。
玲はいつもの調子…
いや、正確に言うならば、あの日からずっとあの調子…か
あの日以前の玲はあんな風じゃ…無かったな
うーん、トゲトゲしてる?って感じだったんだよなぁ
それに、あの日の記憶とか他にも色々忘れてしまってるみたいだし…
いや、今は考えないでおこう。
「龍、帰ろうぜー」
と、鞄を肩にしている玲が言った。それに俺は答えた。
「おう!」
腹も減ったので帰ろうとしていたら、
「あーっと、鰆屋はちょいと話があるから残ってくれ〜」
陽さんだ……Sクラスの担任になるなんて思ってなかったな。
…玲は 陽さんのこと、忘れてしまっているんだったな…
それに…“悠”のことも
「玲、ちょっと行ってくる!」
「分かった。てか、お前、初日に問題起こしたのかよ!?」
「はー?何もしてねーよww」
玲を軽くあしらって、陽さんがいる方に向かって歩いた。
「お、来た来た」
「陽さん、久しぶりです…」
「おう、久しぶりだな。“悠”の葬儀以来だっけか?」
「多分そうだったと思います。悠…の死因って交通事故って事になったままなんですか?」
「ああ…」
「そうですか…
あ、すいません話があるから俺を呼んだんですよね。」
「あぁ、聞きたいことがあったんだが…あの様子じゃ、玲翔は本当に記憶喪失になったんだな。」
「そうみたいですね…、あの日からずっと玲に会ってなかったんで…」
「え、じゃあ、お前玲翔が記憶喪失になったこと知らなかったのか?」
「いや、玲の姉貴さんから様子は聞いていました。」
「あーアイツか。俺もアイツから聞いたよ。」
「やっぱり、そうなんですね。」
実は玲の姉貴さんは陽さんの元カノだったりするのだ。
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