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玲翔、お前…無自覚かよ!
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-玲翔side + Free side-
直哉の作った朝食はとてつもなく美味かった。
クソ、俺が作ったらいつも不味いんだよな…何でだろ…
今は直哉と寮から学校へ向かっている所である。
今日は学校が昼まであるんだよな。多分、自己紹介とかするんだろなー。クラスに馴染めるかな…
…俺は確か…Sクラスだったかな?
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-クラス設定-
藤ノ沢高校では全部で6組のクラスに分けられていて、
S,A,B,C,D,Gという展開になっている。
クラス分けの基準は大雑把に言うと、頭の良さ、家柄、顔。
特に大事なのが頭と顔らしいです。家柄は20~30%くらい
Sクラスが1番評価が高く、Dクラスが1番低い。
因みに、Gクラスは問題児の塊です。
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Sクラスって最低でも頭と顔が良くないとなれないんじゃなかったか?
俺の場合、頭は姉貴に勉強叩き込まれて、入試で10位以内には入ったからだろうが、
顔はないだろ!俺の顔なんて平凡とブスの間だし!
いや、そもそもなんで顔の良さがクラス分けの基準に入ってんだ?!
はぁ…もーいいや…面倒くさくなってきた。
俺は考えることを放棄した。
あ、そう言えば直哉はクラス何処なんだろ…
「なー直哉ってクラス何処?」
「俺か?俺はSクラスだ。」
「おー、マジで?俺もSだぜ。」
「おー確かに玲翔ってSクラスっぽい感じするなぁ。」
「嘘だー俺に限ってSクラスっぽい感じはないだろー!」
「えー、でもお前 頭は良さそうだし、顔も良いじゃん?」
「はぁ?無い無い!頭は良くとも俺の顔は良くない!
それを言ったら、直哉の方が顔整ってるでしょ。」
この時、直哉は悟ってしまった。
こやつは無自覚だ!! と…
実際、玲翔は少なくとも8・9等身はあるだろうスタイルを持ち合わせ、サラッとした質感の見とれてしまうほど艶やかな黒髪、全てのものを呑み込んでしまいそうな青の瞳、筋肉がほどよく付いているであろう身体…
というように、まだまだ彼の魅力はあるのだ。
言葉では言い尽くせないほどの何かが彼にはあった。
しかしそれにもかかわらず、彼は自分の顔は大した事は無いと言っている。
まさに無自覚!
直哉はこのことを悟った瞬間に当分先、玲翔を萌えの供給源とすると決めた。玲翔と玲翔の周りで何か起こると確信していたのだ。
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