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傍観者
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-直哉side-
ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお~~!!!! ktkr!!
王道転校生!!じゃないですか〜!!そのまんまじゃないですか〜!!
マリモみたいなカツラに分厚い眼鏡!その素顔が明かされる時が楽しみですよ!
ふへへへへっへへっ…どうも、シリアスブレイカー竹園ですw
え〜今の状況を説明すると…王道君の自己紹介が終わった所ですぅううへへっ…少々興奮しておりましてね…ふふへへ
「じゃあ、あそこ の席な」
おっと…浅川君との席が近い、結構近いぞ!
BLウォッチングがしやすくていいじゃないか!
……でも、近すぎると巻き込まれるかもしれないな…
いや、俺は特等席でBLを満喫したいんだ!!
何があろうと無かろうと、動いてなるものか!絶対に最後まで見届けてやるぞ、浅川君!
「あ!!お前!」
ん?え、浅川君…玲翔を指差しているぞ…
え、何?
いきなり腐の歯車が動き出しちゃう感じ!?マジで?
ふふふっへへっ…見事な展開じゃないか!
玲翔…浅川君を好きになっちゃえよ〜♪
竹園が妄想している間に玲翔と浅川の会話は進み……
「……よ、よろしく」
「いい名前だな!! 俺は浅川 侑李だ!よろしくな!」
「う、うん…知ってるよ…よろしくね。」
玲翔ったら照れちゃって~ww苦笑いになってるよーw
実のところ、転校生が来ることは分かっていたんだよ…
何故かって…?
1週間前から俺のBL探知機が反応を示していたからだ!!!!
はーはっはっは、はーっはっはは…………
…さすがに頭がおかしいにも程があるな…頭を冷やそう。
「じゃあ、俺達親友だな!!」
「は?」
おおおお?(謎の奇声)
それにしてもアンチ王道か…まぁアンチだったとしても生BLを近くで眺められたらそれでいいや。
「いっ…」
は?れ、玲翔?
何か痛そうな顔…してる。
痛そう…
助けないと
助けないと…
たすけないと
タすけナイと
タスケナイト…
バタッ
『あぁ…ほら早く助けないから倒れちゃったよ?』
ど、どうしよう…どうしたらいいの?
『うーん…何もしなくていいんじゃない?』
え?
『だってほら……』
ガッ
「玲!!しっかりしろ!」
龍馬はもの凄いスピードで玲翔にくっついている浅川君を剥ぎ捨てて、玲翔を起こそうと声を掛けた。
すると、小暮井先生が
「鰆屋、神山を保健室に運べるか?俺はすぐにあのクソ保険医を探しに行くから…」
「分かりました!」
『ほらね?』
あ、また…見てるだけ…
『見てるだけ?それでいいんだよ。出来ない事を無理にやる必要はないからね?』
でも、助けないと…またあの日みたいに…
『終わった事だろ?お前は傍観者以外の何者にもなれないんだよ? 分かったな?』
う、うん …
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