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保険医
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-???side-
俺は滅多に人が来ない保健室に出勤しているちょっと不真面目なただの保険医です。
今は白衣を着て、コーヒーを飲みながら一息ついていたところなのですが……
あ〜なんか、だるくなってきた〜
はい!だるいので状況説明はしません!だから勝手に想像して下さい。
「ふぁ〜…あー眠い…」
どうせ誰も来ないしサボろ…
どうせ誰か来たとしても、カップルがイチャイチャしに来るだけだろーし…
そう思って、俺は保健室から屋上へゆっくり歩いて向かっていた。
渡り廊下を歩いていると、向こうの方に小暮井が猛スピードで走って来るではないか…
俺はスマホを白衣のポケットから手に取り、デカい独り言を言った。
「小暮井じゃん、あんなに忙しそうにしてんの見るの久しぶりだなー。ウケるから写真撮っとこー♪」
パシャ パシャ パシャ パシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ
ふはははっ!これはファンの子達に高く売れるぞ!
「ハァ…ハァ…おい!…橘!」
シャシャシャシャ……………
「えw」
「仕事だ。」
ガシッ!
「…え、えぇっ、ちょちょちょちょ待て待て待て、仕事って何だよ!?うおーい!!小暮井〜!!」
こうして俺は小暮井に腕を掴まれ、ついさっきまでいた保健室に連行されてしまったという事だ…
ガラガラ
「ゼェ…ハァ…ちょっと…待って……しんどっ…」
あぁーしんどい…めんどくさい…
「早く中に入れよ!!」
ゲシッ
「痛っ!ちょ、蹴んなよ!」
小暮井は保健室に入らずに立ち止まっていた俺を蹴った。
蹴ったよ!?俺への扱いが雑なんだけどぉ!?
「龍馬〜!!待たせたな〜!!」
と小暮井は大きな声で言った。
おおお?龍馬とは誰だぁ?
ってか仕事っていうことは怪我人か何か出たのか?
「あ、陽さん!保険医連れてきたんですね!?」
おお、元気ありそうな青年だねー…
青春って感じでいいな〜…
「あぁ…こいつが保険医だ。」
「何か…ぼんやりしてて頼りなさそうですね…」
頼りなs………はあ?
「頼りにならないことは無い!!俺は頼りになるぞ!?」
「は、はぁ…」
「まぁ確かに頼りにならないことは無いな。てか、頼りにならなかったらわざわざ連れて来ないしな。」
「ほら!あの小暮井が言ったんだ!腕は確かだぜ?」
「自画自賛すんな。いいか?腕はいいんだが頼りなさそうに見えるってことだよ、お前は!!」
「痛いとこ突いてこないで!」
「ははっ、ふたりは仲がいいんですね!」
「いや、そんなことは無い。」
「有り得ないねー」
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