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帰りたい
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-玲翔side-
ん〜…倒れたけど、今は全くしんどいとか頭痛いとかないから帰りたいんだが……てかなんで俺倒れたんだっけ…
「君さ、もう大丈夫なのかい?頭痛いくない?しんどいとかない?」
「大丈夫ですよ、全然」
「うっそだ〜!絶対無理してるでしょ?!」
あー、話が長くなる奴だコレ。めんどくさい…
早く保健室から解き放たれたい…
「いや、ホント大丈夫ですって!ホントに帰りたいくらいですよ?」
「いやいや〜、少しくらい休んでいきなよ!」
あー、帰りたい。こうなったら、無理やりにでも帰ってやる!
「いや、もう帰ります!さようなら!」
「ええ!ちょ、待て待て!」
そうやって俺は強引にベッドから這い出て、上靴を履いて、保健室を飛び出した。保険医が焦っていたがそんなことは今はどうでもいい。早く帰りたいんだよ!
「玲翔くーん!しんどくなったらまたおいで〜!!」
保険医は俺を追いかけずに保健室のドア付近から声を大にして叫んだのであった。
絶対に行くもんか!無駄に心配症な奴が一番めんどくさいんだよ!
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