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うわ〜
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-玲翔side-
教室の前に佇んでいてもどうしようも無いので中に入ろう。
ガラガラ~
「あっ、神山君ッ…何処に居たの?ぼ、僕の授業も聞かないで…」
うーわ出たぞ!噂の生物教師!名前は高木 颯太郎(たかぎ そうたろう)という。
何でちょうどこの時間が生物なんなんだよ!時間割を組んだ奴誰だよ!ホント呪うぞ……
いやいや、それよりも今重要なのは目の前にいるコイツをどうやって対処するかだ。
「あ!玲〜、目を覚ましたんだな!よかった…急に倒れたからマジでびっくりしたー」
龍馬は玲翔が倒れてからずっとそわそわしていたが、玲翔が意外と元気そうでホッとしたようだ。
すると、高木が間髪入れずに反応した。
「ヘッ?!神山君ッ!!倒れたの?!」
「まぁはい、そうですね。でも今は大丈夫ですよ」
俺は淡々とした口調でアイツに言った。
「はぁ〜、びっくりした!よ、よかったよ…大丈夫そうで…」
俺は最後の高木の言葉には反応せずに、先生の横を通り過ぎて、自分の席に座ろうとする。ふと転校生の席をチラリと見てみる。
…うん……寝ているようだ…。
授業を聞かなくても大丈夫なのだろうか…
それとも、授業なんざ聞かなくたって俺には分かるってか?
いや、転校生に限ってそれは無いか!というか、今は転校生の事なんてどうでもいいんだよ!
そもそも俺が何で高木を嫌っているのか不思議であるだろうから話してやろうじゃないか!
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