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新歓3
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-玲翔side-
キーンコーンカーンコーン…
授業が始まるチャイムが鳴っても俺は机に突っ伏したままだ。
一限目は噂の新入生歓迎会についての説明とかするって直哉が言ってた気がする。The勉強って感じじゃないので俺は寝ることにした。
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う〜ん…俺が寝てからしばらく経った様な気がする。今が何限目なのか気になるところだが、眠気には逆らえない様だ。
あぁ、眠いな…
「………ぉきろ!」
「んん…眠い。あと5分……」
「おーい!おきろ〜…」
あ〜うるさいなぁ!
「うるせ〜、黙れ〜…ふあぁ」
「あーもう、玲!授業終わったぞー!もう昼だってのに、まだ寝るつもりか?」
クソ…もう昼かよ!今日は寝坊して昼飯を買う時間が無かったので、購買まで買いに行かないといけない。めんどくせぇ…
「ふぁ〜…龍…おはよう。そう言えば…みんなは?」
俺は欠伸をして、リョウに聞いた。
「あぁ、立花と水野は部活の招集があるって言って出ていったよ。あと、あの変人は委員会があるとか言ってた。」
「ほへ〜、直哉って確か風紀委員だよな?」
「うん、そうみたい。それで実は俺も親衛隊に顔出さないといけなくてさ、、」
「あ、そっかー起こしてくれてありがとう。行ってきな!」
「おう、行ってくる!」
そうか…今日は俺一人なのか。なんかいつもが騒がしいから1人だと静かに感じるなぁ…新鮮だ。
それよりも早く購買で昼飯を買ってテキトーなところで食べよう。因みに購買は本校舎の1階の階段横にあるのだ。
ああ購買のおばちゃんは優しいな、平和だ。
「あー腹減った。クロワッサンとカレーパンにしよう。」
「340円だよ。玲翔君クロワッサン好きだねぇ、いつも食べてるじゃない!」
「はい、好きですよ、クロワッサン。」
「60円のお釣りだよ。そんなに好きなのね!毎日買ってくれてありがとね!」
「おばさんも毎日お疲れ様です。」
購買のおばさんがバイバ〜イと手を振っていたので俺も手を振り返したら、きゃ〜と言われた。何と言うか…おばさんはお茶目だ。
「あ、どうしよう。」
昼飯を買ったのはいいが、どこで食べるのか全く考えていなかった。どうしようか。
このままずーっと階段を登ったら屋上だ…うん、屋上にしよう。
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