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「ほかの人に、取られたくない
浩太は僕の、だから」
始めて恋人らしい嫉妬と独占欲をのぞかせた蓮は今までずっと不安だったらしい
「~~っ!
不安、だったの?」
「うん、この前会社行った時たくさん声かけられてたし、街とか歩いてても逆ナンされるし、最近遅いのも仕事じゃなくて誰かと会ってるかもって」
「そっかそっか
俺は蓮がいる限り蓮しか見ないよ」
「きれいな女の人がいても?」
「うん」
「おっぱいおっきくても?」
「ふふっ、靡かないよ」
「どんなに、かっこよくても?」
「蓮以上の恋人なんていないよ
一目ぼれしたのも、こんなに長く付き合ったのも、一生一緒にいたいと思うのも蓮だけだよ?」
「……そっか、よかった」
「だから安心して?」
「うん、今のさ」
「ん」
「プロポーズ、みたいだった」
「たしかに、そうかも」
「一生一緒にいてね」
「もちろん」
さっきまで硬く熱を持っていたお互いのソレはすっかり落ち着いてしまい連日の激務のせいで一気に眠気に襲われる
眠い、でもヤリたい
勝ったのは眠気だった
眠い体を無理やり動かしてパジャマに着替えた後すぐに寝てしまい気づけば朝になっている
朝食の準備をしていると布ずれの音がした
蓮が起きたっぽい
「蓮、おはよう」
「んー、おはよー」
「起きれる?」
「おきない」
「起きないの?デート行くんでしょ」
「いく」
「じゃあ起きよう?」
「…んー…だっこ」
「はいよ」
蓮を抱き上げてソファーまで連れていく
「蓮コーヒーだけ?」
「うん」
「少し食べたほうが…」
「朝は食べると気持ち悪くなる」
「じゃあ仕方ない、か」
朝ご飯を済ませて出かける支度をする
デートと言っても日用品や食材の買い物もしなきゃいけないからショッピングモールに行くことにした
買うものを確認して家を出れば秋らしい晴天だ
「今度紅葉見に行こうか」
「うん」
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