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あれから1週間
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僕の適当な思い付きで夏樹がサッカーボールを身篭ってしまい1週間が経った。
なるべく体のラインが出ないようワイシャツの上にセーターを来て誤魔化しているが、日を増すごとにそれも厳しくなっていく。
お腹の中を空っぽにする必要がなくなり漸く自由に食べることができるようになったごはんの時間すらも、あまり食べずに終わらせてしまうようになった。
次の時間は体育だが、この様子だと出るのは無理そうなので保健室で休ませることにした。
「お腹が痛いの?それならこれを飲むといいよ」
保健の先生は粉薬を開封しを水に溶かしたものを夏樹に渡す。
「僕は用があって暫く戻ってこれないけど、ゆっくり休んでね」
ふわりと笑いながら保健室からいなくなってしまった。夏樹は先程渡された水を全て飲み干して眠っている。
(ボール、取れなかったらどうしよう)
さすがに病院に連れていくべきだろうか。
そう考えながら寝顔を眺めていたが、どうやら様子がおかしい。
先程先生が渡した薬のパッケージを確認してみたところ『下剤』と書かれた付箋が貼られていた。
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